2004年10月の雑記帳


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10月6日(水)

 神戸高速の駅を整理していく中で、写真を撮っている駅がけっこう少ないことに気が付きました。これは、もともと写真が絵にならないから撮らなかったという面もさることながら、長いこと使ってきた銀塩写真では、暗いところでの撮影が非常に難しかったこと、蛍光灯下での撮影を最初から諦めていたことがあります。このため、例えば神戸高速の駅のうち、高速神戸や新開地などはこれまで何回乗降しているのかわからないのですが、写真がほとんど残っていませんでした(新開地の1枚は、つい最近撮影したもの)。ほかの地下駅も似たような形になりそうですが、写真の有無に関係なく、訪問した駅や、その回りの光景を伝えていきたいと思います。

 さて、これまで34日連続で「駅の写真館」への新規追加を継続するという、我ながら相当なペースでサイトを更新し、デザイン変更なども試験的にいろいろ行ってきましたが、これから20日間ほど繁忙期に入るため、更新のペースが大幅に低下します。ただし、メールのチェックは毎日行いますし、掲示板でのお返事もなるべく早いうちにするつもりです。

10月5日(火)

 本欄では廃止が予定される地方ローカル線の話題を取り上げることが多かったのですが、このうち名鉄の岐阜市内線および周辺各線について、フランスの大手交通会社が事業化を検討しているということです。参入規制が非常に厳しい日本の交通事業に、外資がどこまで入り込めるのかわかりませんが、救う神あり、といってよいのでしょうか。自家用車へのシフトがほぼ完成しているうえ、所有コストを度外視した場合、自家用車を用いることのデメリットが一般市民にあまりないという環境を、経営主体が変わるだけでどうこうできるものでもなく、行政側のバックアップがぜひとも必要なのですが、なにぶん岐阜市では…。日立電鉄でも、経営の引受先が見あたらずに廃止が決定したという経緯もあり、今回も楽観できるとは思えませんが、存続の可能性が「ゼロではない」ことになった、とはいえるのかもしれません。

10月4日(月)

 「駅の写真館」で、東海地方のアップがひととおり終わったので、これまで手を付けてこなかった地下鉄および路面電車についても、写真のある駅から順次書いていくことにしました。最初に手を付けたのが神戸高速鉄道ですが、いったい何を書けばよいものやら。高速長田駅の周囲はあまり覚えていないいっぽう、大開駅のほうは書くことが山のように出てしまい、結局何だかわからなくなるので、適当な量で収めてしまいました。

 地下鉄となると、駅の写真が非常に撮りにくくなるので、駅周辺の光景が把握できるように出口を入れるか、コンコースないしホームの情景を入れるか、をベースにしていきたいと考えております。

10月3日(日)

 先月22日の本欄で、のと鉄道能登線および名鉄岐阜市内線などの廃止について書きましたが、その後、日立電鉄についても、廃線バス化がほぼ固まったようです。設備の老朽化が素人目にもハッキリわかる状態であり、安全な運行を維持するのが難しかったのは確かなのですが、短距離の移動において、ローカル私鉄が役割を果たせるのは、ごく限られた領域だけになっているというのが、時代の趨勢なのかもしれません。

 CO2削減目標達成という“ノルマ”のせいかもしれませんが、最近になってやっと、交通機関ごとのエネルギー効率を比較するポスターを国土交通省が大規模に頒布するようになりましたが、鉄道にかぎらず、公共交通機関の“不便さ”が地方ですっかり定着している以上、モータリゼーションの流れを変えるのは非常にたいへんでしょう。断行とするとすれば、特に物流という業界――過酷な労働環境を大前提としてコストダウンを実現している業界――そのものにメスを入れる必要があるのですが、そういった動きも特に見えてきません。

 環境問題から交通政策をみる場合は、具体的なアセスメントというレベルではともかく、総論では、ほかの産業を巻き込んだ大作業になってしまうので、やはり難しいのでしょうかねえ。

10月2日(土)

 今月もまた、数多くの市町村合併が行われました。これにあわせて、拙サイトに掲載している駅の情報もすべて書き直せればよいのですが、なかなかすべてを修正するには時間がかかるため、漸次直していきたいと思います。京都駅など、撮っている写真がない(正確には、Webで公開できるような写真はない、ということですね)のですが、書きたいことが山のように出てきて、キリがつかなくなってしまったので、適当なところで切り上げてしまいました。その一方で、本当に書くことが何も浮かばない駅もあり、このあたりの加減もけっこう難しいものです。

 また「最長片道切符の旅」の後半部分のリライトも、今月末あたりから徐々に行っていきたいと思います。現状では、後半はメモランダム以上の意味を持たない駄文というのが正直なところですし、テキストだけでもそれなりに読める、すなわち紀行文として相応のものを仕上げたいと考えています。この旅を実行する以上にたいへんな作業なのかもしれず、まだまだ時間がかかるかと思いますが、このままで終えたくはないと考えております。気長にお待ちいただければ幸いです。

10月1日(金)

 拙サイトの書式を最近変えてみたので、文法的にどの程度妥当なものかを、Another HTML-lint gatewayを使ってトップページをチェックしたところ、なんとマイナス点になってしまいました。タグの書き漏らしが予想以上に多かったうえ、根本的に構造が違っていたところまでありました。まったく情けないかぎりです。

 あわせて、古いものを除いてほかのページもチェックしてみましたが、細かいミスがあったほかは、致命的なものはなかったようです。もっとも、文法的な正誤だけでなく、DTDとして妥当かどうかに関しては、まだまだ自信がないため、これからも細かい手直しが続きそうです。



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