2007年11月の雑記帳


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11月6日(火)
やってもた…

 オペレーションミスによって、いくつかのデータを消してしまいました。

 

 こう書くと「ハードディスクを間違えてフォーマットした」「メディアを落とすなどして読み出せなくなった」といったイメージを持たれるかもしれませんが、実のところは以下の事情です。

 私のデスクトップ環境では、プライマリ-マスタにリムーバブルケースを装着し、ハードディスクを着脱可能な形にしており、Windows2000 SP(Service Packの略。以下同じ)4(通常はこちらがメイン)およびWindowsXP SP2(こちらはサブ)をインストールしたシステムディスクを別々に用意し、状況に応じて入れ替えています。いっぽうデータ格納ドライブについては、いずれのシステムからも読み取れる共通のものとし、Dドライブに320GB、Eドライブに40GB、…というぐあいにつなげています。今回、一部が読み出せなくなったのは、Dドライブでした。

 Windowsのパワーユーザーであればこれだけでピンとくるかもしれませんが、もう少し詳しく説明します。Windows2000 SP2以前、およびSP非適用のWindowsXPでは、128GBを超える容量のHDD(「BigDrive」といいます)を認識して利用することができません(Windows2000の場合は、さらにレジストリ操作を行う必要もあります)。したがって、Windowsを128GB以下のHDDにいったんインストールしてSPを適用後に128GBのHDDをフォーマットするか、Windowsに128GBまでを認識させた状態でインストールしSPを適用後に残りの部分を別のパーティションとしてフォーマットするか、のいずれかが一般的となります(いろいろとテクニックを使って直接インストールすることも一応可能ではあります)。

 今回、メインであるWindows2000(SP4適用、レジストリ操作によりBigDrive対応済)は問題ないのですが、WindowsXPが不調だったため、これを再インストールすることになりました。インストール作業自体は特に難しいことはなかったのですが、この際にプライマリ-マスタ以外ののHDDもそのまま接続した状態で作業を進めてしまったため、インストール直後のWindowsXPがDドライブを128GBまでしか認識できない状態になってしまったしだいです。慌ててOSをWindows2000に切り替えても同様で、128GBを超えた部分についてはデータが事実上消滅してしまいました。

 320GB HDD内のデータの多くは定期的に別のHDDにもバックアップするようにしていたため、実際になくなったのは1週間分程度のデータ、および復旧可能な各種ファイルのみであり、写真データなどの「なくしたらおしまいという重要データ」の消滅は皆無で、それほど深刻な状況ではなかったのが不幸中の幸いです。Web用のデータも逸失ファイルはひとつもなく、すべて復旧可能でした。それでも、リカバリ作業にはかなりの時間と手間がかかり――時間や手間をかけないと二次被害を招くことが考えられます――、仕事が忙しくなってきたこともあわせて、ここ数日はたいへんでありました。

 現在も、HDD内データの確認作業を行っているところなので、当面は更新頻度が低下することになると思われます。ご了承ください。



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