大宮に開設された鉄道博物館に行ってきました。開館当初はやれ何時間待ちだのといった過熱ぶりばかりが報道されており、とても足を向けたくなる状態ではなかったのですが、そろそろほとぼりも冷めただろうという判断もあり、また埼玉新都市交通(ニューシャトル)のフリーきっぷが販売される最終日だったこともあって、のんびりと出かけてきました。
車両の展示方法などにはなかなか見るべきものがありましたが、とにかく小さな子どもを連れたファミリー来場者が多いのにびっくり。子ども相手にウンチクを垂れているお父さんなどもいて、その説明がまたまちがっていたりするのがほほえましかったのですが、まずは鉄道というインフラに興味を向けてもらうための装置として機能させるという点では、まずまず成功しているように思えます。しかし、車両の展示説明をもう少し詳しくしてほしかったと思うのはぜいたくでしょうか。ほんの2~30年前なら当たり前だった、新幹線のスカスカ転換クロスシートがぽつんと2席置かれているものの、このシートについての説明はなし。こういう細かいところに今ひとつ物足りなさを覚えたしだいです。
しかし、展示してある貨車をのぞいただけで「何だこれ、つまんなーい!」というお子様が。子どもは正直というか、なんというか…。
ちなみに、いちばん長居したのは雑誌資料を収蔵しているライブラリ。ただし、マイクロフィルムは平日のみの利用とのことで、ここはどうにかしてほしいところ。
あわせて、ニューシャトルの全駅に乗降してきましたが、こちらのアップまでいくのはいったいいつのことやら。