2010年3月の雑記帳


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過去の「雑記帳」

3月30日(火)
御茶ノ水駅バリアフリー化

タイトルの件ですが、JR御茶ノ水駅のバリアフリー工事がいよいよ現実のものになったそうです。神田川が形成した崖の狭隘な傾斜地上に設けられているうえ、駅を取り囲むように小さなビルがひしめいており、改築の声があがってはそのつど消えていきました。その一方、駅の至近距離に大規模な病院がいくつもあり、バリアフリー化がつねづね叫ばれていました。

JR東日本の公式サイトに掲載されている図を見るかぎり、まず聖橋口の駅舎とコンコースを大幅に改築し、ここから人工地盤を西へ伸ばし、その途中にエスカレータとエレベータを設けるというもの。御茶ノ水橋口はどうやらそう大きく手を加えられることはないようで、改札正面の物品販売上と化しているスペースの先が通路になるようです。そうすると、あの細いプラットホームにかなりの太さの支柱が置かれることになるわけで、ただでさえ混雑が常態化しているこの駅は、朝のラッシュ時などはたいへんな状態になりそうです。出口の増設なども必要になってくるのではないでしょうか。

私も大学時代、そして社会人になってからも最もなじみのある駅のひとつだけに、変わった姿をみたいという気持ちと、変わってほしくないという気持ちが両方あります。ひとまず、鉄道駅として歴史的価値が高いと思われる御茶ノ水橋口駅舎は基本的にそのまま使われるようで、これはなにより。こういうモダニズム建築がどんどん消えていくご時世、御茶ノ水駅光寺ときいて真っ先にぶっ壊されるものと思っていたのですが、どうやら生き延びそうです。あとは、聖橋口のコンコースが、聖橋周辺の警官と調和するものになってほしいものです。

3月29日(月)
CSS 3

自宅近くに路線バスがあり、これが市街地かつ入出庫と無関係であるにもかかわらず走るのが朝に3便のみという、免許維持路線。こいつが近々廃止になりそうなので乗りに行こうかと思いきや、前日までの体調がやや思わしくなかったこともあってか朝寝坊してしまい、結局自宅にこもることに。そんなこんなで、Webサイトの手直しをちまちま行っておりました。

現在、弊サイトは基本的にCSS 2.0準拠(のつもり)で記述しておりますが、PCのモニタで閲覧する場合、テキスト部分が長いとどうしても読みにくくなってしまいます。そうかといって横幅を限定してしまうと、こんどは横幅の狭い携帯端末などで見苦しくなります。これを避けるためには段組を採用してはと考え、CSS 3のColumnsプロパティを使ってみましたが、やっぱりうまくいきません。二段組みでテストしてみましたが、縦長になった場合には縦スクロールが発生し、いったん下まで読み終わってから再度上へスクロールし直すという、なんとも間抜けなアクションが必要になります。その都度ジャンプボタンなどを置くことも考えましたが、1ページ内に設けるリンク量が多いと表示時間もかかるわけで、結果として現在のスタイル以上の方法は見いだせませんでした。

もちろん、Internet Explorerという一大シェアをもつWebブラウザがCSS 3に完全非対応である以上、全面的に導入するわけにはいかないのも確かではありますが、CSS 3でいちばん注目していたプロパティは当面お蔵入りしそうです。ちょっとした視覚変化で遊んでみるのが関の山かもしれません。

3月24日(水)
武豊線電化

武豊線の電化について(JR東海公式ニュースリリース、2010年3月18日):JR東海の大都市近郊非電化線、武豊線の電化に関する公式発表。大都市近郊でも非電化路線を多く抱えるJR各線のうち、西日本や九州は電化に積極的であるのに対し、北海道や東海は分割民営化以降電化にはまったく着手せず(青函トンネル関係を除く)、非電化路線には高出力ディーゼルカーを投入してきました。ところが、北海道が札沼線電化を表明したのに続き、東海が武豊線を電化とのこと。いよいよディーゼルカーの勢力範囲が小さくなってきたことを感じさせます。

もっとも、高架区間が長く新興住宅地を走る札沼線とは異なり、武豊線は地平の路線が多く、また沿線も工業地域で地味であり、潜在需要がそう大きいとも思えません。また半田以南では名鉄と完全に競合しており、大きな旅客の伸びは見込めないでしょう。フリークエンシーアップなど旅客サービスの向上という面もさることながら、非電化路線として孤立しているだけに、運用面での合理化という側面が強いように思われます。

電化となると駅設備も大きく手が入る可能性が高いでしょうが、半田駅の跨線橋などはどうなるのでしょうか。いささか気になります。

3月20日(金)
神戸から志摩半島まで直通列車

阪神・三宮←→近鉄・賢島に直通特急構想(読売新聞、2010年3月18日):神戸の中心地である三宮と、志摩半島の拠点である賢島を直通特急で結ぶという構想。コメントしているのが阪神サイドのみで、それも単独インタビューの中で出たトピックなので、話半分にしておくほうがよいかもしれませんが、なかなか壮大な話です。伊勢遷宮を控えているだけにガセネタと切って捨ててよいものでもないでしょう。

個人的には、有料特急が阪神電車として走るのには、どうにもピンとこないのではありますが。上乗せ料金を払って快適さを求めるよりも、運転本数や所要時間を短縮するのを優先するのが、阪神ユーザーというイメージがありまして。かくいう私が中学生時代に阪神で通学していたこともありますが、実直な電車であってほしい、などと勝手に思ってはおります。

3月14日(日)
新駅3つ

JRのダイヤ改正が行われ、これと同時に九州で2駅が新設されました。またこれとは直接の関係はありませんが、阪急でも新駅が開業しました。これに伴い「駅の写真館」のリストに当該駅を掲載するとともに、ごく基本的なデータのみを掲載した各駅のページをアップロードしました。未乗降駅についても基礎データについては掲載する意味があると考え、積極的に追加するようにしてはいますが、どうしても後回しになりがちなので、こういう機会にどんどん情報をまとめていきたいと思います。

3月2日(火)
慌てて更新

公式のニュースリリースは発表されていないようですが、名鉄犬山線の布袋駅が仮駅舎に移行し、旧駅舎は使用中止になったとのこと。これに伴い、名古屋電気鉄道開業当初からと思われる木造駅舎が姿を消すこととなるため、この駅について大急ぎで「駅の写真館」に掲載することといたしました。時間帯があまりよくなかったのですが、それでもファサード部分を拝むことはできたので、消えてなくなる前にまずはアップロードいたします。

最近は東京近郊の鉄道各線の駅を中心に更新してきましたが、名鉄も「乗り降りしてそれっきり」がけっこうあるので、順次更新していきたいと思います。



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