1999年12月から2000年1月にかけて「最長片道切符の旅」を実行した際の乗車券です(マウス対応ブラウザの場合、下記の各画像をクリックすると大きい画像が表示されます)。
使用前 | 使用後 |
今回の旅行で用いた切符のメイン部分です。実際には、薄緑色の地紋が入り、青や紫を中心とした途中下車印、赤の入鋏印などが入り混じり、非常にカラフルなものとなっています。「事由」の部分に「乗車券」という記入がないので、これだけでは、一見して乗車券と判断するのは難しそうですね。
数多くの途中下車印や入鋏印が押捺され、相当な面相になっていますが、実際の改札の際には、「74840円」の部分に注目されることが多かったのも興味が惹かれます。
舞鶴線の東舞鶴駅や筑豊本線の新飯塚駅など、「後学のためにコピーさせて」という例もありました。
もっとも、切符のスペース自体は限られているので、旅の中盤以降は、印は経由別紙に捺されることが多くなりました。さらに、終盤になると、「もう捺すところないですね…」という反応が一般的となりました。
経由別紙1枚目 | 経由別紙2枚目 |
上記の切符に添付された「経由別紙」です。乗車券の経路を券面だけで記載するのが事実上不可能である場合、このように別紙に経由の線区や駅名を記すことになっています。これの発行自体も、いろいろとすったもんだがありました。
なお、押印が1枚目に集中しているのは、この切符を広げて係員に呈示しても、重なってしまい、2枚目が見えなくなる、その結果、単に2枚目が見落とされる、という理由に過ぎません(実際には2枚目を確認しないケースの方が多かった)。