無人地帯を抜けて平地に出ます
神明から先はゆるやかな下り坂となり、川沿いに進むとしだいに民家が増えてきます。無人に近いエリアを走ってきただけに、かなり大きい集落に入ってきたと感じると、まもなく湯ノ岱駅となります。
このページは、路線廃止前の情報をもとに記載しています。
神明から先はゆるやかな下り坂となり、川沿いに進むとしだいに民家が増えてきます。無人に近いエリアを走ってきただけに、かなり大きい集落に入ってきたと感じると、まもなく湯ノ岱駅となります。
江差線末端区間(木古内-江差間)にある中間駅のなかで、唯一の交換可能駅であり、また唯一の有人駅です。かつて誓われていた貨物用側線の跡地が駅の北東側に残っていますが、今ではご多分に漏れず、ただの荒れ地と化しています。ホームの駅本屋側に切り欠け式の階段があり、ここから構内踏切を横断して外に出入りします。
島式ホーム1面2線から成り、列車は進行方向左側に侵入します。湯ノ岱-江差間ではスタフ閉塞になっているため、下り列車が到着すると助役が運転士にスタフを渡し、また上り列車が到着すると助役が運転士よりスタフを受け取るという光景が見られます。
駅舎は木造平屋建てのコンパクトなものですが、北欧風の外観に改装されています。駅に隣接して存在する倉庫に比べると、ていねいに改装されたさまがうかがえます。玄関が一重のままである点をのぞけば、一般の民家と見分けがつきません。
駅舎の中に入ると、コンパクトな待合室内に並べられたいすに、座布団がびっしり敷かれています。腰を下ろしてみると、いずれもふわふわ。地元の人が丁寧に扱っているさまがうかがえ、暖かい気分になりました。
「みどりの窓口」はありませんが、駅員が常駐しているので、短距離乗車券の常備券が窓口で販売されています。2011年冬までは、「青春18きっぷ」の常備券も販売されていました。
駅舎は1989年に改築されたもので[1]、小ぶりながら腰壁にレンガ調のパネルを用いたスタイリッシュなものです。
駅前には民家が集まっており商店も立地し、木古内を出て以来久々に“集落”と呼べる規模のものが出迎えます。駅から徒歩圏内に日帰り入浴施設があり、列車ダイヤによっては江差からの折り返し列車をちょうど待つ間に一風呂浴びることができます。
北側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線となります。ホーム上には番線表示はありませんが、駅舎内に掲示している時刻表の表記に従います。
「湯」は温泉を、「岱」は山、丘などを指すもので、温泉を湧出する丘といった意味でしょう。
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