ホームは千鳥式
森から北側で函館本線は内浦湾に沿って走るようになり、しだいに左側に緩やかな傾斜が作られるようになってくると、ほどなく桂川駅に到着します。
相対式ホーム2面2線が千鳥式に設けられている駅です。
このページは、駅廃止前の情報をもとに記載しています。
森から北側で函館本線は内浦湾に沿って走るようになり、しだいに左側に緩やかな傾斜が作られるようになってくると、ほどなく桂川駅に到着します。
相対式ホーム2面2線が千鳥式に設けられている駅です。
海よりも少し高いところに位置しているホームは短く簡素なもので、この駅が信号場兼仮乗降場から昇格したという経緯を示しているかのようです。
駅の出入口は東側、すなわち上りホーム側にありますが、下りホームの札幌方からも外に出入りできます。かつてはこちらに木造駅舎があったそうですが[1]、それらしき痕跡は確認できませんでした。
こちらには出口すぐのところに民家が数軒建っており、その脇を通って国道に出ることができます。私が下車したときには、何か獣の足跡がついていました。
両ホームの間は構内踏切で連絡しています。下りホームからは階段を下りてすぐに踏切ですが、上りホームは少し離れており、線路沿いに歩くことになります。
特急列車や貨物列車などはこの駅を高速で通過しますが、特に冬季には雪煙や氷塊を飛ばしながら走って行くため、踏切付近にいると、これらをもろに食らうことがあります。通常であれば風圧を受けない程度の距離があっても、必ずしも安全とはいえません。
さて、そんな構内踏切から下りていく階段には屋根が設けられており、ここにベンチが置かれています。時刻表や各種掲示などもあり、どうやらここが待合所になっているようです。外から締め切る扉などもなくて寒いのですが、通路が屈曲しており風が抜けないだけましといえましょうか。
その待合所に、通過列車に注意する旨の掲示があり、ご丁寧に通過列車の時刻まで出ていました。ちなみに【写真5】は7時55分に撮影したものですが、この案内には出ていません。2016年1月時点での特急列車の通過時刻とも必ずしも一致していないようで、いささか謎ではあります。
通路から階段を下りると、他には駅施設は何もありません。目の前には漁港が広がっています。
駅出入口周辺には漁網やブイが山のように積まれており、ここが漁師町であることをうかがわせます。駅周辺には民家がぽつぽつ建ち、右手から線路沿いに道路が延びていますが、駅に人が盛んに出入りしている気配はあまり感じられませんでした。ただし駅周辺の人口はそれなりにあるため、曜日や時間帯によって一定の利用者があるのかもしれません。
普通列車のみが停車し、特急、急行および快速「アイリス」は通過します。
番線表示は確認できませんでした。
確認中。
信号場が仮乗降場となり、JR化に際して駅に昇格したものです。
確認中。