左右が開けた中に駅が
左右が開けた中に、砂利敷きの片面ホームにしっかりした駅舎が残っている駅です。
駅舎はオリジナルサイズで
もとは交換可能だったものと思われ、側線も残っています。
この周辺では、古い駅舎があっても小さく切り取られているところが多いのですが(札比内、晩生内、新十津川など)、この下徳富はオリジナルのサイズの木造駅舎がそのまま残っており、札沼線の中では貴重な存在といえます。
有人駅時代の雰囲気が残る
駅舎の内部は、窓口部分はしっかりと板が打ち付けられているものの、全体として有人駅当時の雰囲気が今なお残っています。
駅近くには農業倉庫も
駅近くには農業倉庫なども残っており、以前は農産物の集散拠点だったと思われますが、現在の駅前は閑散としており、空き地ばかりが目立ちます。
駅周辺の人家は少なくなっています
駅周辺には人家は少なくなっていますが、数戸が残っています。国道沿いに「花月」という集落があり、こちらのほうに多くの民家が集まっています。
歴史
詳細は確認中。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1934年(昭和9年)10月10日
- 国有鉄道(鉄道省)札沼北線の浦臼-中徳富(現、新十津川)間が開業した際、下徳富駅開業。
- 1943年(昭和18年)10月1日
- 不要不急路線として、札沼線の石狩月形-石狩追分(現在は当該区間廃止)間が営業休止。
- 1953年(昭和28年)11月3日
- 営業再開。
- 1979年(昭和54年)1月31日
- この日限りで貨物営業廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR北海道の駅となります。
- 2018年(平成30年)9月6日
- 北海道胆振東部地震に伴い、札沼線を含むJR北海道全線が運休。
- 2018年(平成30年)9月21日
- 札沼線・石狩月形-新十津川間が復旧、運転再開。
- 2020年(令和2年)4月17日
- 新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対応のため、この日限りで札沼線・北海道医療大学-新十津川間の運転を休止。
- 2020年(令和2年)5月6日
- この日限りで札沼線・北海道医療大学-新十津川間廃止。