かつての駅弁販売駅には思えず
最初に下車した1996年3月には簡素な木造駅舎がポツンと建っている無人駅で、狭い待合室に地元のお年寄りが多数滞在していました。単純な待合室というより、地域の社交場のような役割になっているように思えたものです。
その後駅舎は改築されて「ふれあいステーション」と命名された町営の待合室となり[1]、ホームへは待合室を通って、あるいはその脇から直接出入りする形になっています。
浦臼駅では、札沼線の新十津川以北がすでに廃止されていた1974年の時点でも、札沼線で唯一駅弁が販売されていました[2]が、無人の棒線駅となった現在、そんな面影はまったく感じられません。それでも乗降客はそれなりにおり、この浦臼で折り返す列車が多く設定されています。なお、この浦臼以北の運転本数は3往復となりますが、2016年3月のダイヤ改正ではわずか1往復になるとのことです[3]。
石狩月形と同様、JRバスが駅前まで乗り入れていましたが、現在は廃止され、北海道中央バスなどが代替運行を行っています。