野上電気鉄道

 野上電気鉄道は、かつて和歌山県の海南市から東側へ向かう鉄道や路線バスなどを営業していた企業ですが、現在は廃業しています。

 1913年に設立された野上軽便鉄道が前身で、のち1928年9月24日に野上電気鉄道と改称しています。1960年代から何度も路線廃止の話が出ていたものの、国や自治体による補助金で営業を続けていました。その後、国の地方鉄道に対する欠損補助打ち切りに伴い、1994年に鉄道を廃止し、路線バスも大十オレンジバスに譲渡して会社を解散しました。会社末期には、他社から導入した車両が野上線の規格に適合せずまったく走らせられないままに廃車にしたり、国の設備近代化補助で導入したレールを敷設させないまま放置していたりと、合理化などできる状態ではなく、文字通り末期症状を呈していました。

(2006年10月14日)

★1990年1月1日、登山口にて完乗。

■1994年3月31日かぎりで全線廃止。

(野上電気鉄道線)

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