屋代線の中核駅で、同線沿線で最大の観光地である松代地区の玄関駅です。もっとも、公共交通機関を利用する観光客は長野駅から路線バスを利用するのが一般的で、屋代線の出番はさほど多くはありませんが、駅に観光案内所が設けられ、かつての手荷物扱い所でレンタサイクルの受付が行われているなど、松代駅は観光拠点として利用されています。屋代線内では唯一の有人駅です。
駅舎は天井が高いものの、木造平屋建てのものです。長野線の有人駅に見られるように駅舎内には多数の張り紙が所狭しと貼られ、パンフレット類がたくさん置かれています。日常的に利用する施設としてもさることながら、観光客の休憩施設としてはもってこいの和風建造物になっています。
駅本屋前ホームと島式ホームの2面3線から成り、このほか側線が設けられています。島式ホームとの間は構内踏切で連絡しています。
駅本屋前ホームの屋代方には、信号が自動化される前に使われていた線路てこが現在もそのまま残っていました。説明表示はおろか張り紙一枚さえありませんが、この駅で多数のポイントが動き、多くの列車が行き来していたころを彷彿とさせます。
島式ホームには、駅舎に足を揃えるかのような古い屋根が設けられ、ホームの屋代方には待合室も設けられています。車両基地があるわけでもない駅としては構内は非常に広いのですが、これは第二次大戦末期、松代大本営建設のため貨物輸送が行われた際に整備されたためです。
松代駅は、城下町松代のほぼ中心に位置しており、駅前には商店や土産物屋などが見られ、町の中心駅と観光拠点との両面を担っています。
乗り場
確認中。
駅名の由来
確認中。
歴史
河東鉄道が最初に屋代-須坂を開通させた際に設置された駅です。
- 【1922年6月10日】 河東鉄道の屋代-須坂間が開通し、開業。
周辺の見どころ
「日本観光図会」→「松代」を参照のこと。