構内は非常に広く
南部縦貫鉄道の書類上の起点、JR利用者からみると実質的には終点になる七戸駅は、相対式ホーム2面2線から成っていましたが、構内は非常に広く、側線を経て車庫へとつながっていました。ホームは土盛りの未舗装ながら、線路側はコンクリートブロックを使って補強しています。2つのホームの間には構内踏切がありますが、踏切というよりは単なる通路に近い印象がありました。
このページは、路線廃止前の情報をもとに記載しています。
南部縦貫鉄道の書類上の起点、JR利用者からみると実質的には終点になる七戸駅は、相対式ホーム2面2線から成っていましたが、構内は非常に広く、側線を経て車庫へとつながっていました。ホームは土盛りの未舗装ながら、線路側はコンクリートブロックを使って補強しています。2つのホームの間には構内踏切がありますが、踏切というよりは単なる通路に近い印象がありました。
南部縦貫鉄道の名物であったレールバスは1962年製のもので、私が乗車したときには車齢が30年そこそこでしたが、はるかに老けて見えました。ただし、車体自体は丁寧に扱われているようで、塗装の剥落はもちろん汚れなどもなく、きれいなものでした。
平成に入ってからの南部縦貫鉄道の運転本数は1日5往復で、野辺地に発着するJR特急列車との接続も必ずしもよくはありませんでした。そのせいか地元の利用客もごく限られているようで、鉄道ファンの比率がかなり高かったようです。
冬季にはかなりの積雪が見込まれる地域ですが、運転していない列車は屋根付きの車庫に保管されていたこともあり、車両の傷みがあまり進まなかったとのこと。古い車両が長く使われ続けた理由のひとつのようです。
ローカル線には分不相応なほどに大きく立派な駅舎には、同社の本社が入っており、駅事務室ではさまざまな種類のグッズが販売されていました。ただし、この駅舎自体もかなりくたびれた印象を与えるもので、舗装されていない駅前広場も相まって、地元ではすでに観光客受入利用手段としてしか見られていないのかも、と思ったしだいです。
七戸の市街地からは、東へ1kmほど離れた位置にありました。
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