神岡鉄道

 コメント準備中。

【URL】 http://www.hidawing.net/kamitetsu/

★1994年9月7日、奥飛騨温泉口にて完乗。2005年10月22日、飛騨中山にて全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。

■2006年11月30日かぎりで全線廃止。

神岡線

 高山本線の猪谷から奥飛騨温泉口にいたる、19.9kmの路線で、全線非電化単線です。急峻な地形に敷設されているため、全路線の実に60%近くがトンネルとなっているほか、高架橋も多く架けられています。全線を走る旅客列車は7往復、神岡鉱山前以南の区間列車が2往復あり、いずれも線内のみの運転です。小ぶりな気動車には「いろりコーナー」が設けられており、自在鉤に鉄瓶が掛かり、豆電球を使った小さないろりが心を和ませます。比較的新しい路線らしく、駅は無機質で素っ気ないものが多くなっています。

 猪谷を出ると、神通川の支流である高原川に沿って南下していきます。神岡鉱山前までは、トンネルまたトンネルの連続。対岸に鉱山が見えてくると、交換設備や車庫などのある神岡鉱山前で、ここが旧神岡町市街地の北限に相当します。ここからは神岡の西側を走り、終点の奥飛騨温泉口にいたります。神岡は鉱山都市として盛況を誇りましたが、現在はニュートリオ研究の一大拠点である「スーパーカミオカンデ」の所在地として知名度が上がっています。

 神岡線は、1966年10月6日に猪谷―神岡(現・奥飛騨温泉口)に全線が開業しています。第1次特定地方交通線に選定され、1984年10月1日に神岡鉄道へ転換されました。転換時に、過半数の駅で名称が変更されています。

(2004年12月28日)

 神岡鉱山からの濃硫酸輸送が2004年10月にトラック輸送へ切り替えられたことによって致命的な打撃を受け、2006年11月30日かぎりで全線が廃止されました。なお飛騨市では、鉄道設備を譲受して観光鉄道として存続させる方針を明らかにしていますが、運営主体の設立や新規開業扱いとなるための手続事項など課題も多くあります。

(2007年1月1日)

駅一覧

×猪谷―×飛騨中山―×茂住―×漆山―×神岡鉱山前―×飛騨神岡―×神岡大橋―×奥飛騨温泉口

乗車履歴

ご意見、ご感想などは、脇坂 健までお願いいたします。
Copyright ©1999-2007 Wakisaka Ken. All Rights Reserved.