駅に関する参考文献

1.基本的な資料集

弊サイトに記載するデータのもととする基本資料です。1のIIは、官報告示や各種公文書記載内容などをまとめた信頼のおけるデータブックで、旧国鉄・JRおよびそれらから派生した第3セクター鉄道に関する必携書。2は路線の改廃に絞っているものの、膨大な一次史料をもとに見やすく整理された信頼性の高い私鉄必携書。3は各駅の所在地、読み方、開業年月日をまとめたデータブック。

  1. 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』(2分冊)JTB、1998年
  2. 和久田康雄『私鉄史ハンドブック』電気車研究会、1993年
  3. 『駅名事典 第6版』中央書院、2000年

2.情報誌・年鑑類

1は国土交通省(旧運輸省)鉄道局監修による全路線のデータ。2は国内鉄道に関する営業実績を中心としたデータ。3は鉄道趣味に関する老舗の総合月刊誌で、文献資料として価値の高い記事が多いのが特徴。4は現場取材を通じて鉄道の現状を社会的な観点から批判的に取り上げる月刊誌(ただしここ10年以上、あまり読んでいません)。5は駅舎をはじめとする構造物に関するニュースを取り上げる業界誌で、駅舎好きは必読。

  1. 年鑑『民鉄要覧』『鉄道要覧』電気車研究会
  2. 年鑑『数字で見る鉄道』運輸政策研究機構
  3. 月刊『鉄道ピクトリアル』電気車研究会
  4. 月刊『鉄道ジャーナル』鉄道ジャーナル社
  5. 月刊『鉄道建築ニュース』鉄道建築協会

3.各種文献

1は小学館から出されたシリーズもので、国内全駅の基礎データと配線図を網羅し、簡単なコメントを伏したもので、国鉄時代のデータは今では貴重。2はJR化後の同シリーズ。3はJR発足直前時点での全駅のデータブックですが、資料の不備ゆえか『駅名事典』よりも信憑性がやや低いのが難。4は私鉄全駅のデータブックといいつつ、住所と乗降客数を記すのみの駅も多く、ごく大ざっぱな把握にのみ使用可。5は国鉄・私鉄のローカル線ガイドブックで、当時の鉄道状況が把握できます。6は「交通ブックス」シリーズのひとつで、駅舎史の読みやすい入門書ですが、記述が駅舎(建築)に偏っているうえ、重要な私鉄駅(阪急梅田や南海難波など)や地下駅(御堂筋線各駅など)の多くが無視されているのが大きな手落ち。7は駅名の由来をまとめたものですが、出典がほとんど書かれていないのが難。8は駅名の変遷をまとめたもので、巻末の駅名変遷はデータブックとして使いやすい。9の「駅名一覧」では駅の改廃がわかりやすく掲載されていますが誤りも多いのが難。10および11は地名調査の際に必須。

  1. 『国鉄全線各駅停車』(各号)小学館、1983年
  2. 『JR・私鉄全線各駅停車』(各号)小学館、1993年
  3. 『日本の鉄道 全駅一覧』(『交通公社の時刻表』別冊付録)日本交通公社、1987年
  4. 『私鉄全線全駅』交通新聞社、2002年
  5. 『ローカル線全ガイド 東日本』『ローカル線全ガイド 西日本』日本交通公社、1986年
  6. 交通設計・駅研グループ『駅のはなし -明治から平成まで-』成山堂書店、1994年
  7. 村石利夫『JR・第三セクター 全駅名ルーツ事典』東京堂出版、2004年
  8. 今尾恵介『消えた駅名 駅名改称の裏に隠された謎と秘密』東京堂出版、2004年
  9. 『日本鉄道旅行地図帳』(各号)新潮社、2008年
  10. 『日本歴史地名大系』(各巻)平凡社
  11. 『角川日本地名大辞典』(各巻)角川書店
  12. 各種時刻表(日本交通公社、弘済出版社ほか)
  13. 各鉄道会社社史等
  14. 各鉄道会社等公式Webサイト
  15. 各地方公共団体Webサイト

4.そのほか

 ここでは、「駅の写真館」の記述には直接関係ないものの、私が手もとに置いているものをあげています。

鉄道史・地域史関係(総論)

鉄道史・地域史関係(個別)

紀行文・エッセイ

その他

ご意見、ご感想などは、脇坂健までお願いいたします。
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