平田地区の中心部に位置する雲州平田駅は、一畑電車の車両基地がある運転上の拠点駅であるとともに、本社所在地でもあり、鉄道事業そのものの中核拠点になっています。このため、すべての列車が停車するのはもちろん、乗務員がこの雲州平田で交替します。このせいか、ほかの途中駅にくらべて停車時間が少し長めになっているようです。
ホームは駅本屋に接する1面1線と、島式ホーム1面2線のしめて2面3線から成り、その南側に側線が通るほか、車庫が東側へと通じています。島式ホームと駅本屋前ホームとの間には地下通路が設けられていますが、地下通路で連絡するのは一畑電鉄では唯一の例です。また、早朝深夜には、雲州平田始発または終着となる便が設定されています。
車庫には多数の車両が留置されています。
駅舎はRC2階建で、1階が駅待合室および駅事務室、2階が一畑電車本社となっています。改札口には金属のラッチがどんと鎮座し、その上には手動式の発車案内表示器が設置されています。待合室のスペースは非常に広く、ゆったりした空間になっています。1960年代の建造物がそのまま使われていますが、清掃が行き届いていることもあってか、冷たい印象はさほどありません。
駅前にはタクシーが常駐しています。特に駅前広場というものはなく、駅前の三叉路に接する部分にタクシーが待機できるスペースが用意されているのみです。駅周辺には小規模な個人商店のほか駅前旅館が並び、この駅が町の中心として活気を呈していた時代を伺わせますが、今となっては寂しさが拭えません。
停車列車 [2010年12月現在]
全列車が停車します。
乗り場
北側(駅本屋)から順に、1番線、2番線、3番線となります。列車交換がない場合は1番線のみを使用します。
駅名の由来
確認中。
歴史
詳細は確認中。
- 【1914年4月29日】 一畑軽便鉄道によって出雲今市-雲州平田間が開通し、「雲州平田」駅として開業。
- 【1915年2月4日】 雲州平田-一畑(現在は廃止)間が開通し、中間駅となります。
- 【1967年11月1日】 新駅舎新築完成、併設の一畑電鉄ストア開店(1996年6月閉店)[1]。
- 【1970年10月1日】 駅名を「平田市」に再改称。
- 【2005年3月22日】 市町村合併に伴う平田市消滅に伴い、駅名を「雲州平田」に再改称。
- 【2006年4月1日】 一畑電気鉄道の持株会社化に伴い、鉄道事業は一畑電車が継承、同社の駅となります。また、本社所在駅となります。
周辺の見どころ
確認中。
- 一畑電気鉄道「一畑グループの歩み-昭和40年~昭和63年(1965~1989)」2010年12月16日確認。