ドジョウすくいの町の駅は一大ランドマークに

安来

やすぎ
Yasugi
安来駅
▲安来駅駅舎《2010年12月12日撮影》
安来駅下りホーム
【写真1】安来駅下りホーム。《2010年12月11日撮影》

島根県東端に発達した安来市の玄関口です。

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の2面3線から成ります。単式ホームに接する形で駅本屋が設けられており、島式ホームとの間は跨線橋で連絡しています。バリアフリー設備は未設置。なお、NHKドラマ「ゲゲゲの女房」で取り上げられた武良布枝の出身地ということがアピールされていました。ホーム支柱などは濃い赤色に塗られていましたが、その意図はよくわかりません。

駅の北側にのみ出口があり、大きなロータリーが整備されています。上の写真のとおり、路上の進路案内表示がいささか妙な形をしていますが、これはなんとドジョウをあしらったものでした。ドジョウすくいの町ならではということでしょうか。

安来駅改札口
【写真2】安来駅改札口。《2010年12月12日撮影》

駅舎は、地元の安来市主導で新たにつくられたもので、木造2階建てとはいえ、スケールの大きいものに仕上がっています。中央には垂直方向にむくり屋根を配し、正面に大きなガラスカーテンウォールを用い、内部に大きな吹き抜けを設けています。梁などに使われている木材がそのまま目に届くようにしており、ナマの杉材の暖かみを感じられるようになっています。

「みどりの窓口」のある有人駅ですが、私が乗り降りしたときは、列車が到着した場合でも駅員は集改札を行わず、乗車券類の販売のみを行っていました。これを補うように、ラッチが設けられていない代わりに、ホーム側には集札用の箱が、また駅舎側には日付印を入れる簡易改札装置が設置されています。

観光交流プラザ「アラエッサ♪YASUGI」
【写真3】観光交流プラザ「アラエッサ♪YASUGI」。観光拠点だけでなく行政サービス提供拠点ともなっています。《2010年12月12日撮影》

安来駅の機能面における特筆事項としては、駅の東側(正面から見て左側)に設けられた観光交流プラザ「アラエッサ♪YASUGI」の設置があります。駅舎内に観光案内所や商業施設を同居させるのは珍しくも何ともありませんが、ここでは観光案内所兼行政サービス窓口、特産品売場、市民ギャラリー、カフェまでが一体化しています。観光客相手にを観光案内所や売店に誘導するのはもちろん、地元住民に対しては住民票や印鑑証明の交付が駅舎内設備で可能となるわけで、“ここにいけば揃う”といったサービスが盛りだくさんになっています。自治体が関与できそうなサービス内容を考えられるかぎり用意しました、というところでしょうか。あとは、これらの設備がどこまで機能するか、でしょう。

安来駅旧駅舎
【写真4】安来駅旧駅舎。《1994年2月24日撮影》

かつて使われていた駅舎は、鉄筋2階建ての角張ったもので、国鉄モダニズムともいうべきオーソドックスな様式のものでした。地域の拠点駅としての機能を持っていた時代のものですが、要員の削減などに伴い、2階部分は安来市のステーションギャラリーとして使用されていました。

安来は、民謡安来節で名高いほか、安来鋼の名が古くから知られています。現在では、駅のすぐ裏手に日立金属安来工場があり、いわば鉄鋼の町から非鉄金属の町になったともいえましょう。

停車列車 [2013年9月現在]

詳細は確認中。

乗り場

南側から順に、1番線、2番線、3番線となります。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

周辺の見どころ

確認中。

その他

【山陰本線】 京都…(略)…福知山上川口下夜久野上夜久野梁瀬和田山養父八鹿江原国府豊岡玄武洞城崎温泉竹野佐津柴山香住餘部久谷浜坂諸寄居組東浜岩美大岩福部鳥取湖山鳥取大学前末恒宝木浜村青谷松崎倉吉下北条由良浦安八橋赤碕中山口下市御来屋名和大山口淀江伯耆大山東山公園米子安来荒島揖屋東松江松江乃木玉造温泉来待宍道荘原直江出雲市西出雲出雲神西江南小田田儀波根久手大田市静間五十猛仁万馬路湯里温泉津石見福光黒松浅利江津都野津敬川波子久代下府浜田…(略)…幡生

2003年10月21日
2010年12月27日、写真を追加のうえ加筆修正

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