ターミナルビル直下の空港アクセス駅

新千歳空港

しんちとせくうこう Shinchitosekuko
新千歳空港駅
▲新千歳空港駅改札口《2012年2月12日撮影》

地下2階に島式ホーム

新千歳空港駅ホームと売店
【写真1】新千歳空港駅ホームと売店。《2012年2月12日撮影》

北海道の空の玄関口である、新千歳空港へのアクセス拠点として設けられた駅です。新千歳空港開港以前は現在の南千歳が「千歳空港」駅を名乗っていましたが、旅客機能が新千歳空港に移転した際、新線を敷設して駅をターミナルビル直下に設けたものです。

ホームは地下2階に設けられており、島式ホーム1面2線から成ります。屋根は濃い青色、柱は赤い色で、照明は間接照明とダウンライトを多用するほか、スポット的な小さいものを星粒のように配置するなど、インテリアデザインにかなり凝っています。これは、JR北海道がデンマーク国鉄と提携し、デザインについて協力を仰いだことによるもので、民営化後間もない時期ということもあって、JR化の旅客サービスの変化の典型例として紹介されることが多かった駅でもあります。もっとも、駅ホームはさほど広いものではないうえに、場所によっては売店がホームの真ん中を占拠しており、列車待ちの列がずらりと並ぶと通行に支障があるケースもあり、機能面ではいささか疑問が残るのも確かです。

改札口は1個所のみ

新千歳空港駅ホームとエスカレーター
【写真2】新千歳空港駅ホームとエスカレーター。《2016年1月12日撮影》

終端駅ですが頭端式ホームではなく、改札口は階段やエスカレータ等を使って、地下1階に移動します。改札口は1個所のみで、自動改札機の数自体は多いのですが、遠隔地からの利用者が多いこともあって、有人改札はかなり混雑することがあります。これも、IC乗車券共通利用サービスの開始により、かなり改善されたのでしょうか。

待合室は改札口の外側にありますが、ターミナルビル内の設備が充実していることもあり、いささか地味な存在のようです。改札口を出ると、空港出発客(列車下車客)と空港到着客(列車乗車客)の動線は完全に分離されており、両者が混じることのないように工夫されています。新設空港ならではの設計といえましょう。

停車列車 [2013年6月現在]

基本的に、快速「エアポート」の発着のみです。

  • 快速「エアポート」 南千歳新千歳空港

乗り場

東側から順に、1番線、2番線となります。

  • 1-2.千歳線 南千歳、札幌方面

駅名の由来

確認中。

歴史

JR化後に千歳空港の旅客ターミナルが移転したことにより新線が作られ、これに伴って設置された駅です。

1992年7月1日
開業。

周辺の見どころ

確認中。

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