函館本線の2系統が統合
函館本線は、大沼以北で大沼公園経由、渡島砂原経由の2系統に分かれますが、これらが再度統合するのが、駒ヶ岳の北側にある漁業町の玄関口にあたる森駅です。
駅は片面ホームと相対式ホームの2面3線から成るほか、中線や側線もあり、主要駅らしい広がりを見せています。
函館本線は、大沼以北で大沼公園経由、渡島砂原経由の2系統に分かれますが、これらが再度統合するのが、駒ヶ岳の北側にある漁業町の玄関口にあたる森駅です。
駅は片面ホームと相対式ホームの2面3線から成るほか、中線や側線もあり、主要駅らしい広がりを見せています。
2つのホームを結ぶ跨線橋から北側を見ると、駅が海からすぐ近くにあることがわかり、ホームからは堤防が見えるのみだった内浦湾の波をよく見ることができます。また、この先は西側の丘陵地帯も標高が比較的低くなることがわかります。
いっぽう跨線橋から南側を見ると、ホームに止まっている列車の先に、駒ヶ岳がよく見えます。その手前には、森の市街地が広がっています。
駒ヶ岳経由と渡島砂原経由との接続駅ということもあってか、島式ホーム上には待合室が設けられており、列車待ちの場合は改札を出ずにここで待機することができます。なお、改札内には売店などはありません。
細かいことですが、2番ホームの案内板は「2番のりば」、1番ホームおよび3番ホームの案内板は「1のりば」「3のりば」となっていました。
改札口前の1番ホームはかさ上げされており、このため改札口側との間に勾配ができています。
このホームには穴の開いた木板が置かれていますが、いわゆる“顔出し”というわけでもないようで、何の意味があるのでしょうか。いや、無意味だというのではなく、意図がよくわかりませんでした。
改札口は出改札窓口と一体化しており、列車別改札が行われています。このほか、一万円札が使える自動券売機が置かれていました。
駅舎内には売店が営業しているほか、コンコース左手には宅配ピザ店が入っていました。カウンターのつくりを見るに、かつてはここに「みどりの窓口」があり、現在の窓口は出改札のみとなっていたのではないかと思われます。
駅舎は鉄筋平屋の横長のもので、このほか係員が使うと思われる詰め所のような建物が別途設けられています。
駅の出入口は二重ドアになっており、内側が自動ドア、外側が手動ドアになっていました。トイレはいったん外に出てから回り込むようになっています。
駅の内外ともに、北海道新幹線をPRする掲示が盛んに見られましたが、北海道新幹線が全通した暁には、新函館北斗の次の駅は新八雲まで駅は作られない予定になっており、ここ森は“新幹線から見放された町”となることがほぼ確実であるだけに、いささか複雑な気分になりました。
森駅は森の市街地の北側に位置しており、駅前には立派なロータリーが整備されています。驚いたのは、止まっているタクシーの数。地方都市ではせいぜい片手で数えられる程度の数が見られれば十分なのですが、ここでは両手を超えるほどの台数が待機していました。多数のタクシーが待機というのは大都市部では不況の証ですが、それ以外では交通の要衝である証になりましょう。
森駅で有名な駅弁といえば「いかめし」で、これは駅構内の売店で販売されていますが、駅前にある「柴田商店」でも販売されています。北海道らしさを感じさせる装飾のない外壁に縦長の窓という、いつまでもつかわからないような建物ですが、玄関付近にあるのぼりが出ていれば営業中です。駅から少しでも出る機会があれば、入ってみるのも一興です。
駅前にはビジネスホテルが立地するほか、近くにはコンビニなどもあります。飲食店などもそこそこ並んでいます。
夜行急行「はまなす」を除く全列車が停車します。普通列車については割愛。
駅本屋側(西側)から順に、1番線、2番線、3番線となります。
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