山林が広がる中に
黒松内の先で、函館本線の列車は地形に沿って谷間をゆったりと進み、大きく右へとカーブを描いて東へ走っていきます。山林が延々と続いていく中、南側に少し開けたところが見えてくると、熱郛駅に到着します。
黒松内の先で、函館本線の列車は地形に沿って谷間をゆったりと進み、大きく右へとカーブを描いて東へ走っていきます。山林が延々と続いていく中、南側に少し開けたところが見えてくると、熱郛駅に到着します。
熱郛駅は相対式ホーム2面2線から成る交換可能駅で、両ホームの間は構内踏切で連絡しています。かつては北側、すなわち駅本屋と反対側のホームは島式だったものと思われますが、外側はまったく使われていないようです。
ワンマン列車は、両方向とも構内踏切の手前に停車します。ホーム位置は少しずれており、上りホームがやや旭川方に、下りホームがやや函館方に寄っています。
駅舎は無人化後に建てられたものですが、無人駅を前提としたものとしてはやや大きく、横に長くなっています。玄関側には二等辺三角形の合掌が、ホーム側にはこれまた二等辺三角形の屋根が、それぞれアクセントになっています。いずれも、扉の上側に「熱郛ホール」と書かれています。
駅舎の中は比較的ゆったりしており、ログハウスのように木目調を生かしたデザインになっています。天井もかなり高くなっています。
駅舎内の壁面には掲示板があり、「フットパスインフォメーション」と書かれていました。フットパスという概念は2010年ごろによく目にしましたが、この熱郛駅がその起点という位置づけになっているのでしょうか。
駅前はまとまった集落になっており民家が密集していますが、これは国道5号線と、黒松内の市街地へ向かう道道とが分岐していることによるもので、駅前自体はひっそりしており、駅の利用者をあてこんだ商店などは特になさそうです。駅の南東側には「道の駅・くろまつない」がありますが、これも国道通行者の便を図っているもので、鉄道利用者は眼中になさそうではあります。
南側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線となります。
確認中。
詳細は確認中。
確認中。