かつての港町の玄関は観光拠点に

小樽

おたる Otaru
小樽駅
▲小樽駅駅舎《2003年10月27日撮影》

この駅から東側は複線電化

小樽駅に停車中の列車
【写真1】小樽駅に停車中の列車。右から札幌方面快速電車、札幌方面各停電車、倶知安方面ディーゼルカー。《2016年1月12日撮影》

北海道有数の観光地、小樽の拠点駅です。

運転系統上も重要な拠点駅となっており、小樽以東は複線化および交流電化されており、札幌方面への列車が頻繁に運行され、都市間連絡輸送を担う一大幹線となります。

ホーム上屋に歴史を感じます

小樽駅ホーム
【写真2】小樽駅ホーム。《2016年1月12日撮影》

北現在の小樽駅は、小樽へ鉄道が開通した当初からのものではなく、拠点となる駅はあちこちに移転しています。それでも、小樽が北海道における経済の中心だった時代を見てきた駅であり、このため上屋などには、歴史を感じさせる素材が見られます。

電化区間では快速が

【写真3】快速と各停が発車。《2003年10月27日撮影》

小樽以東の電化区間では快速(札幌までは南小樽、小樽築港、手稲、琴似に停車)、区間快速(札幌までは手稲までの各駅と琴似に停車)、そして各駅停車が運転されており、日中おおむね30分サイクルとなっています。

この駅から西側は単線非電化

小樽駅に停車中のディーゼルカー
【写真4】小樽駅に停車中のディーゼルカー。《1999年12月20日撮影》

小樽以西では単線非電化となり、短編成ワンマン各駅停車列車が基本となる事実上のローカル線となっており、函館本線は小樽を境にその姿を大きく変えています。国鉄時代には特急「北海」や急行「ニセコ」などが運転されていましたが、“山線”の地位低下に伴い、小樽へ乗り入れてくる定期優等列車は消滅しています。

なお、北海道新幹線は函館本線に平行する経路の建設が予定されていますが、新小樽駅(仮称)は現在の小樽駅とは別の位置に設けられることになっています。

各ホームは地下道で連絡

小樽駅地下道
【写真5】小樽駅地下道。《2016年1月12日撮影》

各ホームは地下道で連絡しています。

東京の両国駅と雰囲気の似ている鉄筋コンクリート造の重厚な駅舎は1934年に竣工したもので、レトロ調の街並みを残す小樽によく似合っています[1]。外観はあまり注目されることがなく、一般の利用者から見れば地味な駅に属すると思われますが、大きな窓と高い天井を備えた重厚なコンコースは、改装によって雰囲気を損なわない程度に明るくなりました。もっとも、コンコースがパンフレットの展示場と化しているという印象もあり、特に雰囲気がよいというわけでもありません。

重厚で天井の高い駅舎

小樽駅駅舎内
【写真6】小樽駅駅舎内。《2003年10月27日撮影》

札幌方面行きの列車が頻繁に出入りしているため、旅客の動きが頻繁です。駅にはファストフードの店舗が入っており、町の中核としての機能を現在でも果たしているため、賑やかです。

駅前にはバスターミナルがあり、各方面へのバスが発着しています。

停車列車 [2010年6月現在]

全列車が停車します。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

小樽は北海道最初に鉄道が開業した地点としても知られますが、現・小樽駅の開業は1903年と、案外新しいものです。最初のターミナルは手宮に設けられ、現在の小樽駅は「小樽中央」と称していました。その後1904年10月15日に「高島」、1905年12月15日に「中央小樽」と改称され、国有化後の1920年7月15日に現在の「小樽」に落ち着きました。

現在のルートが開業したのち、分岐線となった南小樽-手宮間は、函館本線とは独立した「手宮線」となりましたが、これは1985年11月5日に廃止されています。手宮線の跡地は現在も全線にわたって比較的よく残っており、LRTによる再生の動きも出ています。なお手宮駅の跡地には小樽交通記念館が建っています。

1903年6月28日
欄島-小樽中央間が開業した際、小樽中央駅開業。
1904年10月15日
駅名を「高島」に改称。
1905年12月15日
駅名を「中央小樽」に改称。
1920年7月15日
駅名を「小樽」に改称。
1964年9月30日
この日かぎりで貨物営業廃止。
1987年4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR北海道の駅となります。

周辺の見どころ

確認中。

その他

  • 駅本屋およびプラットホームは、国の登録有形文化財(2006年3月27日登録、4月12日告示)。
  1. 「全国記念物的鉄道建築ガイド」『鉄道ピクトリアル』No.519(1989年11月号)電気車研究会、17ページには北海道としては最初のSRC構造による駅舎建築であったという記述がありますが、詳細は未確認です。

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