▲苫小牧駅駅舎《2003年10月24日撮影》
北海道胆振東部地震による被害のため、日高本線は苫小牧-鵡川間が運休となっています(鵡川-様似間も引き続き運休中)。(2018年9月19日現在)
多くの貨物列車が待機
【写真1】苫小牧駅に停車中の731系電車3連。《2003年10月24日撮影》
工業都市、苫小牧市の玄関口となる駅です。室蘭本線と日高本線の分岐駅ですが、正式には沼ノ端で室蘭本線から分岐する千歳線の全列車が苫小牧に乗り入れるため、実質的には4方向への列車が発車します。実質的には、室蘭本線東室蘭方面-苫小牧-千歳線方面がメインルートで、日高本線、室蘭本線岩見沢方面がそれぞれ支線という位置づけになっています。
地平に2面4線のホームが設けられているほか、構内は非常に広く、多くの貨物列車が待機しています。また、駅構内から南西側の王子製紙苫小牧工場への専用線が伸びています。
比較的早くから自動改札機設置
【写真2】苫小牧駅改札口。《2003年10月24日撮影》
橋上駅舎になっており、跨線橋には「ホッケの街」というポスターが見受けられました。自動改札機が比較的早くから設置されている駅です。
駅の南北でそれぞれショッピングセンターと直結していますが、駅周辺の商業地域では空洞化が深刻で、南口で直結している「苫小牧エスタ」も2016年3月に閉鎖される運びになっています。
歴史
詳細は確認中。
- 1892年8月1日
- 北海道炭礦鉄道により室蘭(現、東室蘭)-岩見沢間が開業した際、苫小牧駅開業。
- 1906年10月1日
- 北海道炭礦鉄道が国有化され、官設鉄道(逓信省鉄道作業局)の駅となります。
- 1913年10月1日
- 苫小牧軽便鉄道により苫小牧-佐瑠太(現、富川)間が開業。
- 1927年8月1日
- 苫小牧軽便鉄道が国有化され、国有鉄道(鉄道省)日高線となります。
- 1966年11月16日
- 駅舎改築[1]。
- 1987年4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR北海道およびJR貨物の駅となります。
- 2011年3月12日
- JR貨物の苫小牧駅が「苫小牧貨物駅」に名称を変更[2]。
- 2016年3月31日
- 「苫小牧エスタ」閉店予定[3]。
- 2018年9月6日
- 北海道胆振東部地震に伴い、函館本線および日高本線を含むJR北海道全線が運休(室蘭本線・長万部-沼ノ端間は9日に運転再開)。