列車の本数が多いのはここまで
北海道医療大学
ほっかいどういりょうだいがく
Hokkaidōiryōdaigaku
折り返し列車専用ホームがあります
東日本学園大学(現、北海道医療大学)の開学に伴って設けられた駅で、学生、大学関係者および大学付属病院通院者の利用が中心となっています。
札沼線の利用者数はこの北海道医療大学駅を境に大きく分かれています。札沼線における交通系ICカード対応駅の北限で、利用者の増加に伴って行われた札沼線の電化区間もここ北海道医療大学までとなっており、札幌方面からの電車はこの駅で折り返しとなります。このため、新十津川方面へ向かうホームとは別に、折り返し列車専用のホームが設けられています。
新十津川方面へは直通するホーム
ただし当駅自体は運転系統上の拠点になっているわけではなく、新十津川方面へ向かうディーゼルカーは石狩当別へ乗り入れるため、石狩当別-北海道医療大学間は、電車とディーゼルカーが混在する区間になっています。ディーゼルカーはワンマン運転となり、南側(国道275号線側)のホームに入ります。
駅舎の中はがらんどう
派手なペインティングが目を引く駅舎が建っていますが、列車を降りてからは大学へまっすぐ向かう通路が駅舎と別に設けられていることもあって、駅の中はがらんとしています。
駅周辺には大学以外にはほとんど何もなく、数戸の農家が建っているのみで、学生街のようなものは形成されていません。ホームの目の前は、これ以北で札沼線がずっと平行することになる国道275号線が走っていますが、駅から国道へのアクセス手段は見当たりませんでした。
南側(駅本屋と反対側)から順に、1番線、2番線となります。基本的に、1番線は石狩当別以北にのみ運転されるディーゼルカーが、2番線は当駅以南にのみ運転される電車が発着します。
歴史
1981年12月に国鉄北海道総局設定の仮乗降場として開業し、翌1982年4月に駅に格上げされました。当初の駅名は「大学前」でしたが、1995年3月に現在の駅名に変更されています。駅名変更前は、近くにあるあいの里教育大駅と混同しやすい名称でした。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1981年(昭和56年)12月1日
- 国鉄札沼線の石狩当別-石狩金沢間に、「大学前」仮乗降場(北海道総局設定)設置。
- 1982年(昭和57年)4月1日
- 駅に昇格。旅客のみの取扱いでした。
- 1987年(昭和62年)4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR北海道の駅となります。
- 1995年(平成7年)3月16日
- 駅名を「北海道医療大学」に変更。
- 2018年(平成30年)9月6日
- 北海道胆振東部地震に伴い、札沼線を含むJR北海道全線が運休(札沼線・あいの里公園-北海道医療大学間は10日に運転再開)。
- 2018年(平成30年)9月19日
- 札沼線・北海道医療大学-石狩月形間が復旧、運転再開。
- 2020年(令和2年)4月17日
- 新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対応のため、この日限りで札沼線・北海道医療大学-新十津川間の運転を休止。
- 2020年(令和2年)5月6日
- この日限りで札沼線・北海道医療大学-新十津川間廃止。