改札口脇のそばが名物
宗谷本線北部の拠点の1つで、すべての列車が停車するほか、普通列車の多くが長時間停車します。駅の南西側には鉄道職員用のアパートが多数立地していましたが、合理化が進んだ現在そこまで多くの職員が常駐しているとは思えず、何に使われているのでしょうか。
駅本屋側に片面ホーム、跨線橋経由で島式ホームの2面3線から成りますが、片面ホームには上屋がなく、冬季には雪がうずたかく積もっていました。
木造の真新しい立派な駅舎があり、山小屋を思わせる大柄な木の装飾が玄関をいろどっています。平屋ながら天井が高く、待合室には開放感があります。
開通当初の宗谷本線は、ここから北上して浜頓別経由で稚内に向かっていました。その後幌延経由の新線が開業すると、浜頓別経由のルートは天北線となりましたが、1989年4月かぎりで廃止されます。現在の音威子府駅は、幌延経由の宗谷本線単独の中間駅となっています。
駅改札口脇にあるそばがおいしいことで有名で、黒いそばは音威子府村の名物となっています。駅の周辺には商店がぽつぽつ建っています。