2面2線の相対式ホームを備える地平駅で、上下ホームは跨線橋で連絡しています。かつては上り方向に外側線があった痕跡がありますが、現在では待合室などに転用されており、復活することはなさそうです。
風格のある木造駅舎が設置されている西口がメインで、ロータリーと公園の整備されている立派な公園が出迎えてくれます。駅舎は、白い板張りの壁と、すっきりした軒が美しく、玄関周りにもよけいな造形がなく、とてもバランスのとれたデザインに感じられます。周囲には住宅や工場、小商店が並んでいるほか、北側には金城大学が立地しているため、学生の利用が多いものと推測されます。
いっぽう、コンパクトな造りになっている東口は、窓口こそあるものの無人で、フリーパスで出入りできます。かつて、特急列車で使われていた簡易リクライニングシートがベンチ代わりに置かれていましたが、お世辞にもリラックスできる椅子ではありません。東口を出ると、すぐに水田が広がり、その先には工場が見えますが、新しい住宅も多く建っています。