長らく険しい地形の中を走ってきた北陸本線の両脇に、つかの間の開けた地形がみえると、ほっとするものです。その地点にあるのが、谷浜駅です。
2面3線から成る国鉄形配線が残っている駅ですが、中線にあたる部分はほとんど使われていないようで、実際には富山方面行き片面ホームと、直江津方面行き島式ホームの外側の2面2線が使われています。
本記事は、JR西日本当時に訪問した際の情報を基に記載しています。新しい情報については、 甲信越地方 > えちごトキめき鉄道 > 日本海ひすいライン > 谷浜駅 をご覧ください。
長らく険しい地形の中を走ってきた北陸本線の両脇に、つかの間の開けた地形がみえると、ほっとするものです。その地点にあるのが、谷浜駅です。 2面3線から成る国鉄形配線が残っている駅ですが、中線にあたる部分はほとんど使われていないようで、実際には富山方面行き片面ホームと、直江津方面行き島式ホームの外側の2面2線が使われています。 使われていない線路が多いこともあって、敷地の幅が広い割にはひっそりとしています。 駅本屋は富山方面行きホームに面しており、直江津方面行きホームとの間は跨線橋で連絡しています。直江津方面行きホームには、年代物の待合室が残っています。なお、跨線橋は駅本屋側にのみ向いており、無人化されていますが駅本屋の反対側、すなわち海側にダイレクトに出ることはできません。 駅舎は木造平屋建で、駅前には庇が設けられています。無人化されて久しいようですが、広めの待合室には簡易な自動券売機が設置されているほか、多客時対応用と思われる出札口が残されています。 切り欠け式ホームには側線が伸び、その奥には車庫があります。足下をみると、古いホームのレンガ積みが露出しています。 駅本屋は海岸や国道には背を向ける形になっていますが、南側にもそれなりに住宅が並んでおり、商店もみられます。駅直近には古くからの造り酒屋もあり、地酒を買うこともできます。 谷浜海水浴場の玄関口で、駅の近くには民宿などが並んでいます。駅北側の海岸は遠浅で、夏には海水浴客で賑わいを見せるといいます。駅直近で便利なのですが、鉄道の利用者がどこまであるかはわかりません。 普通列車のみが停車します。 南側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線、3番線となります。ただし、2番線はほとんど使われていないようです。 文字どおり、谷の間に浜が開けたところに付いたと思われる地名によります。 直江津-名立間が1911年7月に開通した際に設置された駅です。 駅から徒歩2分。ここより西に広がる断崖続きの区間が想像できないような、遠浅の海が広がります。海水浴のシーズンには旅館や飲食店が大いに賑わいます。
停車列車 [2015年3月現在]
乗り場
駅名の由来
歴史
周辺の見どころ
たにはま海水浴場