相対式ホームから成る交換可能駅
越中八尾からは、高山本線は富山平野を北へと進んでいきます。基本的には水田が広がる中、ときどき民家の固まった集落や工場が見える中を進み、それらがびっしり並ぶようになると、千里駅となります。
相対式ホーム2面2線から成る交換可能駅で、両ホームの間は跨線橋で連絡しています。上下それぞれに安全側線があるほか、下り線富山方に別途側線が設けられています。
下りホームに面して古い木造駅舎が残っています。平屋に切妻屋根を備えたコンパクトなものですが、しっかりした車寄せが存在感を誇示しています。なお、上りホームからも直接外に出ることができ、鉄骨とコンクリートブロックから成る待合室が設けられています。
ホームに出入りすると自動で案内放送が
比較的早い段階で無人化されていたものと思われます。事務室部分はそのまま残っているものの、窓口部分は完全にふさがれており、簡易型の自動券売機だけがぽつんと置かれていました。人感知センサーが設置されているようで、待合室からホームに出入りすると案内放送が流れます。
駅近くには工場も
駅本屋正面には特に広場のようなものはなく、路線バスの通る道路から少し奥まったところになっており、駅前には民家が密集しています。いっぽう駅本屋と反対側には小ぶりなロータリーが整備されており、自動車での送迎はこちらのほうが便利そうです。
駅の周辺には田畑と民家、工場が混在しています。ほど近い場所に精密機械機具メーカーの工場が複数立地しています。
停車列車 [2015年3月現在]
普通列車のみが停車します。
西側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線となります。
歴史
詳細は確認中。
- 1927年9月1日
- 国有鉄道(鉄道省)飛越線の田苅屋信号場(現在は廃止、北陸本線との合流点)-越中八尾間が開業し、千里駅開業。
- 1969年9月30日
- この日かぎりで貨物営業廃止。
- 1987年4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となります。