増発に伴い対向ホームが復活
富山市の西の郊外に設けられた駅です。相対式ホーム2面2線と側線から成る地平駅です。駅本屋と反対側のホームは、もとは島式ホームでしたが、外線は撤去されています。長らく、駅本屋前のホームのみがメインで使われて、もう一方のホームは臨時列車の交換など限られた用途のみで使われていたようでしたが、2006年以降に行われた「JR高山本線活性化社会実験」による列車増発に際して、定期列車の行き違いに利用されるようになりました。
駅舎は木造のシンプルなもので、そこそこ古いものですが、玄関側はアイボリーとオレンジ、ホーム側はアイボリーとピンクに色分けされており、暗さは感じられません。控えめな車寄せが、妙に印象に残ります。
駅前の駐輪場に停まっている自転車の数はかなりのもので、利用者は決して少なくない模様ですが、貨物列車の運行終了ともに無人化されています。周辺は住宅地ですが、富山大学が近くにあるため、朝夕は学生の利用が多いものと推測されます。なお、富山地方鉄道の大学前停留所へは、歩いて20分ほどです。