富山駅の情報、写真、印象記(富山県:JR西日本-高山本線)

各方向へ線路が延びる交通の要衝

富山

とやま Toyama
富山駅
▲富山駅駅舎《2005年3月17日撮影》

本記事は、北陸新幹線開業前に乗降した際の情報を基に書かれています。現状は大きく変わっているものと思われますので、ご注意ください。

 

富山駅南口コンコース
【写真1】富山駅南口コンコース。中央の階段からショッピング街へ直結しています。《2005年10月23日撮影》

富山市のみならず、富山県全体の中核駅となっています。3面6線から成る地上駅で、このうち高山本線ホームは、切り欠け式になっています。各ホームは地下道および跨線橋で連絡しており、中央改札が駅の南側に設けられているほか、跨線橋の北側には北口があります。また、高山本線のホームは切り欠け式になっており、富山駅の中ではローカル線として位置づけられているようです。なお、岩瀬浜へ向かっていた富山港線が健在だったときは4面8線あり、同線のホームは北に離れた場所にありましたが、これはかつて私鉄だった路線が買収されたという経緯によるものです。

「とやま駅特産館」と称し、観光客や帰省客を主なターゲットとしている駅ビルが隣接していますが、従来型のステーションデパートが陳腐化した結果ともいえるでしょう。特産館の売り場は改札外ですが、跨線橋に改札が設けられており、出入りは容易。なお、各ホームごとにそば屋が入っているほか、キヨスクの数もかなり多いため、通過する旅行客にも使い勝手のよい駅になっています。駅弁「ますのすし」が有名です。

駅の玄関は中央口(南側)で、「みどりの窓口」は当然のこと、各種の飲食店がコンコースすぐ脇に入居しています。駅前には立派な広場が整備され、路線バスやタクシーが頻繁に発着しているほか、路面電車の停留所が近く、高層ビルやホテルも多く建つなど、地方都市の玄関として活気があります。富山駅の市街地は空洞化が深刻な状況ですが、こと駅前だけを見るかぎりでは、その雰囲気は感じ取れません。東に隣接する富山地鉄の駅ビルへ行くにはいったん外に出る必要がありますが、軒先に屋根が設けられているため、雨や雪の日でも傘を差す必要はありません。

 

富山駅北口
【写真2】富山駅北口。《2007年9月10日撮影》

いっぽう北口は長らく「駅裏」と呼ばれ、開発が遅れていた地域でしたが、岩瀬浜へ向かう富山ライトレールの乗り場が整備されるなど、大きく変貌しつつあります。2007年3月18日には3階建ての北口駅舎が設けられており、出札窓口を兼ねた「みどりの窓口」があるほか、JR改札正面には富山ライトレールの「ポートラムショップ」があります。

 

仮設跨線橋より直江津方を望む
【写真3】仮設跨線橋より直江津方を望む。写真の仮設ホームに在来線ホームが移動し、現在の在来線ホームは高架化される予定です。《2007年9月10日撮影》

富山港線ホームが使われなくなったことに加え、北陸新幹線の開業も控えているため、駅構内では大規模な工事が行われています。直江津方面には大きな車両基地があり、さまざまな車両が留置されています。また、東側には富山地方鉄道との渡り線があり、JR富山駅から富山地鉄稲荷町へ直接列車が行き来できますが、現在は直通列車が運転されていないため利用されていません。

富山市の道路は、富山駅を起点として放射状に整備されているため、駅が自然と交通の拠点となっています。北陸新幹線開通が迫ると駅の風景も大きく変わるものと思われますが、金沢や福井とは異なり、2007年10月時点ではあまり変化はありません。

停車列車 [2015年3月現在]

確認中。

乗り場

確認中。

駅名の由来

富山の地名の由来には諸説あり、南側に広がる美しい山並みから美称の「富」を付して富山となったというもの、呉羽丘陵を外山(高岡から見て外側の山)と称したものが転じたというものなどがありますが、いずれも確証はありません。

歴史

1899年3月、北陸線が敦賀方面から延長して開業しました。その後、魚津まで延びたのは1908年11月16日のことです。1927年9月1日には飛越線(現・高山本線)が越中八尾まで開業、現在の基本的な形が整いました。

いっぽう、富岩鉄道の手によって、1927年12月15日に同線が富山まで乗り入れ(当初は貨物営業のみ)、翌1928年7月11日には旅客営業を開始しました。富岩鉄道は富山電気鉄道を経て富山地方鉄道富岩線となりますが、1943年6月1日には同線が国有化され、国鉄富山港線となっています。国鉄富山港線は全線直流電化で、非電化ないし交流電化の北陸本線および高山本線とは接続せず、この結果旧型電車が遅くまで残っていました。晩年は交直両用電車と気動車で運行されるという、変則的な路線となっていました。

JR化以後も国鉄時代から大きく変わることなく運営されてきましたが、まず1990年3月にJR貨物が拠点を富山貨物駅に移し、貨物の取り扱いが廃止されました。さらに、JR富山港線は2006年3月1日に営業を終了、4月29日にターミナル移転のうえ富山ライトレールとして営業を開始するなど、大きく様変わりしています。

1899年3月20日
北陸線の駅として開業。
1927年9月1日
飛越線の富山-越中八尾間が開業、接続駅となります。本稿ではこの日を開業日としています。
2015年3月14日
北陸新幹線開業、あわせて北陸本線があいの風とやま鉄道に移管。

周辺の見どころ

確認中。

その他

  • 第3回「中部の駅百選」(国土交通省中部運輸局)選定駅。

このページの先頭へ