細長いホームは新設駅のような装い
市街地の中にある駅ですが、設備は単式ホームのみで待合室もないというシンプルなものです。つい最近整備されたばかりのようで、狭いながらもバリアフリーに対応したきれいなものです。
市街地の中にある駅ですが、設備は単式ホームのみで待合室もないというシンプルなものです。つい最近整備されたばかりのようで、狭いながらもバリアフリーに対応したきれいなものです。
道路からは長いスロープを通ってホームに到着します。ほぼ全体にわたって屋根が設けられています。小さい詰所ないし物置のようなものがありますが、平日の朝のみ集改札要員が配置されるとのことなので、そのための施設でしょう。自動券売機はなく整理券発行機が置かれていましたが、私が乗車したときには整理券は発券されませんでした。
駅のすぐ北側を広い県道が通っており、立派な遮断機のある踏切がありますが、私がこの駅に歩いて到着したときには大半の車が、踏切など視界に入らないかのように走っていました。「踏切があるから一時停止するはず」と思って横断するのは危険です。
駅の東側には大きな駐車場が広がっています。この不二越から次の大泉にかけて、線路の西側に大手機械工具製造メーカーである不二越の本社工場が広がっています。
不二越の工場が隣接していることから付けられた駅名です。なお不二越の企業名の由来は、同社Webページに記載されています。
富山軽便鉄道が富山(現・電鉄富山)-笹津(現在は廃止)を開通させた際に設置された駅です。その後、富山鉄道、富南鉄道を経て富山地方鉄道の駅となり現在にいたっています。開業以降「山室」という駅名でしたが、1958年4月12日に近接する企業名から「不二越」と改称しました。なお、不二越駅前まで乗り入れていた市内線は、1984年に廃止されています。
確認中。