立派な駅舎には片面ホームのみ
電鉄黒部を出ると、ほどなく東三日市に到着します。黒部市役所黒部庁舎の最寄り駅で、周辺には各種機関施設が多く立地していますが、駅そのものは1面1線から成るシンプルな構造になっています。
ホームにはプランターが置かれ、花が彩りを見せていましたが、民家の軒の裏手に位置していることもあり、やや暗い感じの駅ではありました。駅名標のフォントが特徴的ですが、ローマ字表記が通常の読み方と異なっていたのはなぜでしょうか。
電鉄黒部を出ると、ほどなく東三日市に到着します。黒部市役所黒部庁舎の最寄り駅で、周辺には各種機関施設が多く立地していますが、駅そのものは1面1線から成るシンプルな構造になっています。
ホームにはプランターが置かれ、花が彩りを見せていましたが、民家の軒の裏手に位置していることもあり、やや暗い感じの駅ではありました。駅名標のフォントが特徴的ですが、ローマ字表記が通常の読み方と異なっていたのはなぜでしょうか。
駅の構成自体はシンプルですが、改札口には鉄パイプを組み合わせたラッチまで設けられており、なかなかしっかりしたものです。
平日朝のみ、委託駅員が配置されています。比較的広い待合室にはベンチが多く据え付けられています。
そのいっぽうで、駅舎はなかなか凝ったものです。外壁にはタイルを用いるとともに、軒の上側には漆喰を用いてコントラストを付け、平屋ながらも高い屋根を持たせることで貫禄のある建物になっています。待合室から二方向に出入口が設けられているのも珍しく、これを取り囲むように階段が設置されています。
また、駅舎軒下に掲示されている駅名表記は、なかなか味のあるフォントを使っています。
東三日市以東は、黒部川に沿ってしだいに山へと分け入っていきます。沿線人口もこれまでに比べてかなり少なくなるため、輸送人員は東三日市の東西で大きな差ができています。
かつては特急停車駅でしたが、2015年2月のダイヤ改正に伴い特急は通過となりました。
三日市の名は駅設置当時の町名ともなっており、文字どおり市が開かれた地であることを指しています。なお、三日市町は1940年2月11日に1町7村の合併によって桜井町となり、その桜井町は1954年4月1日に生地町と合併して黒部市が誕生しています。
黒部鉄道の手により、1922年11月5月に三日市(のち黒部。国有鉄道との接続駅で、現在の電鉄黒部とは別)-下立間が開通した際に開業しました。
確認中。