島式ホームとは別にうち捨てられたホーム跡も
谷が少し開けたところに設けられた、島式ホーム1面2線から成る交換可能駅です。岩峅寺-立山の中間駅で列車交換が可能な唯一の駅です。岩峅寺と同様、電鉄富山から立山へ朝に向かう特急が停車します(宇奈月温泉-立山のアルペン特急は通過)。
列車は進行方向右側に進入します。北側にはうち捨てられたホーム跡がありますが、かつて貨物を取り扱っていた名残でしょう。
谷が少し開けたところに設けられた、島式ホーム1面2線から成る交換可能駅です。岩峅寺-立山の中間駅で列車交換が可能な唯一の駅です。岩峅寺と同様、電鉄富山から立山へ朝に向かう特急が停車します(宇奈月温泉-立山のアルペン特急は通過)。
列車は進行方向右側に進入します。北側にはうち捨てられたホーム跡がありますが、かつて貨物を取り扱っていた名残でしょう。
島式ホームの上には小さな木造の待合室がちょこんと載っています。また、北側には別のホーム跡があり、かつては2面3線だったものと思われます。
駅舎は木造モルタル平屋建てで、待合室部分と事務室部分のうち後者の屋根を高く設けて左右非対称にするという、駅舎建築としてはかなり変則的な構成になっています。
ホームから駅舎の裏側を見ると多数の板が打ち付けられており、駅舎というよりは倉庫に近い雰囲気です。
島式ホームと駅本屋の間は、立山方にある構内踏切で連絡しています。
有峰口は無人駅ですが、駅事務室内は折立へ向かう路線バスの切符売り場として使われています。そのためか、木の窓枠が残る待合室は古いながらも清潔で、好感が持てます。
豪雪地帯ゆえか、玄関の軒は柱で支えるほかに壁面から金属棒での支えも付けられています。ファサードには、この駅がかつて「小見」と称していたころの名残か「驛■小」(■は欠落部)の駅名表記が残っています。その一方で、「有峰口駅」は玄関扉のすぐ上にあるため、2つの駅名を表示しているともいえますが、この「有峰口」の表示位置は時期によってしょっちゅう変わっているようです[1]。表示板の材質が木造駅舎にあわず、すぐに落ちるのでしょうか。
駅舎は小見集落西側の高いところに設けられており、駅前から通る道路沿いに集落が形成されています。
駅の南東側へ向かうと、有峰湖へと向かう林道が延びています。このため登山客の拠点という位置づけになっています。
特急は電鉄富山から立山へ向かう朝の1本のみが停車となり、また快速急行・急行が停車します。
番線表示は確認できませんでした。列車は右側に進入します。
確認中。
富山県営鉄道が千垣から粟巣野(本宮-立山、現在は廃止)まで路線を延長した際に設置された駅です。開業以来長らく「小見」という駅名でしたが、1970年7月1日に現在の「有峰口」に改称されました。
確認中。