山の迫る駅には往年の賑わいのかけらもなし

本宮

ほんぐう Hongu
本宮駅
▲本宮駅駅舎。《2007年9月8日撮影》

駅の先には急勾配が

本宮駅を発車して立山へ向かう電車
【写真1】本宮駅を発車して立山へ向かう電車。《2007年9月8日撮影》

立山黒部アルペンルートの富山側入口である立山駅へあと少しというところ、谷が少し開けて道路沿いに民家が建つところに設けられている駅です。

交換可能だった当時の旧ホームが残る

本宮駅ホーム
【写真2】本宮駅ホーム。単線化されたのはそう古いことではないようです。《2007年9月8日撮影》

改札を入るとホームに出ますが、かつては相対式2面2線で交換可能なつくりになっていました。旧ホームと架線がほぼ手つかずのままに残っているほか、なぜかレールの片方のみが一部分存置されていました。撤去が中途半端になっているのはなぜなのでしょう。

片面ホームでも番線表示が残る

本宮駅改札口脇
【写真3】本宮駅改札口脇。《2007年9月8日撮影》

駅本屋側の現役ホーム改札口すぐ脇には「1番線」の表示がそのまま残されていました。

廃止になった構内踏切が今では

本宮駅構内踏切跡
【写真4】列車交換設備撤去により用済みとなった本宮駅構内踏切跡。現在は、旧ホーム跡に隣接した民家の通路となっているようです。《2007年9月8日撮影》

列車交換が可能だった当時は、寺田方にあった構内踏切で連絡していました。単線化された現在では当然踏切はなくなっており、警報機や遮断機などの設備も当然ありませんが、旧ホームに接して2軒の民家があり、この民家から現ホームへの事実上の通路として、利用(?)されているようです。

駅舎内にはカウンターの跡が

本宮駅駅舎内
【写真5】本宮駅駅舎内。《2007年9月8日撮影》

並行する道路に接して設けられている駅です。ホームが道路より少し高いところにあるため、駅舎に入るには階段をのぼる必要があります。

駅舎はそう古いものではなさそうで、特に凝った造形などは見られませんが、駅舎内に入ると足元が一面の板張りなのに驚きます。また右手にはシャッターが降りており、かつて売店か何かのカウンターがあったものと思われます。かつてはそれだけの利用者があったということなのでしょうが、現在のこの駅には、そのような賑わいがあることは想像できません。

駅に隣接して工場が建っているほか、駅の周辺には数戸の民家がみられます。

停車列車 [2015年3月現在]

快速急行・急行・各停が停車します。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

1937年10月1日
開業。

周辺の見どころ

確認中。

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