JR時代の旧駅舎と旧ホームが唯一残る

東岩瀬

ひがしいわせ
Higashiiwase
東岩瀬駅
東岩瀬駅。2007年9月10日

現在のホームは千鳥式に

東岩瀬駅旧ホーム
写真1東岩瀬駅旧ホーム。2007年9月10日

単線区間ですが、踏切を挟んでホームが千鳥式に設置されており、2面1線の構成になっています。他の千鳥式ホーム配置の駅と同様に、下り(岩瀬浜方面)のホームが北側にあります。踏切南側には2つのホームが線路を挟み込む形になっていますが、西側のホームは現在では使われておらず、柵で仕切られています。

旧駅舎は待合室として利用

東岩瀬駅旧駅舎内
写真2東岩瀬駅旧駅舎内。2007年9月10日

東岩瀬では、JR富山港線時代の木造駅舎とこれに面した旧ホームが残っており、待合室として利用されています。JRから富山ライトレールに移行するにあたっては、線内の旧ホームおよび旧駅舎は大半が解体されましたが、ホームと駅舎が残っているのはこの東岩瀬のみ、また駅舎が残っているのも競輪場前駅のみです。もっとも、事務室部分が撤去されるなど大幅に化粧直しをされており、外観は往事のままであるものの内装は別物に近く、旧ホームも駅舎に相当する部分が残っているのみなので、雰囲気が残っているとはいいがたいでしょう。なお、旧駅舎に面した旧ホームから直接電車に乗ることはできず、いったん現在のホームへ回る必要があります。

岩瀬地区への観光拠点に

東岩瀬駅旧駅舎外観
写真3東岩瀬駅旧駅舎外観。2007年9月10日

岩瀬地区は港町の風情を残す地区として観光開発が行われており、東岩瀬駅はその拠点と位置づけられています。ただ、駅正面は自動車の行き来が多く、また交差点の上には殺風景な跨線橋が目障りに横たわっているなど、やはり自動車社会ならではの光景が広がっているのもまた事実です。

乗り場

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駅名の由来

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歴史

富岩鉄道が開通した直後に設置された駅です。開業当初は「越中岩瀬」と称し、国有化後もしばらくはそのままでしたが、1950年5月20日に北陸本線の旧・東岩瀬駅が東富山と改称し、これにあわせて「東岩瀬」と改称しました。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1924年(大正13年)9月20日
富岩鉄道・高等学校前(現、蓮町)-岩瀬港(現、岩瀬浜)間に、「越中岩瀬(えっちゅういわせ)」駅開業。
1929年(昭和4年)5月10日
貨物営業開始。
1941年(昭和16年)12月1日
富岩鉄道が富山地方鉄道に譲渡され、同社の駅となります。
1943年(昭和18年)6月1日
国有化され、国有鉄道(鉄道省)富山港線の駅となります。
1950年(昭和25年)5月20日
駅名を越中岩瀬から「東岩瀬」に変更。
1984年(昭和59年)1月31日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となります。
2006年(平成18年)2月28日
この日限りでJR西日本による営業終了。
2006年(平成18年)4月29日
富山ライトレールによる運行開始。
2020年(令和2年)2月22日
富山ライトレールが富山地方鉄道に合併、同社富山港線の駅となります。

駅周辺

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近隣の見どころ

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