秩父鉄道

埼玉県を東西に結ぶ鉄道を運営する企業です(本社:埼玉県熊谷市)。筆頭株主は太平洋セメントで、秩父・武甲山から切り出される石灰石の輸送が盛ん。秩父本線のほか、武川-熊谷貨物ターミナルの三ヶ尻貨物線も健在です。

(2004年12月27日)

【Link】 秩父鉄道公式Webページ

★1996年3月5日、皆野にて完乗。

東武伊勢崎線の羽生から、熊谷、寄居、秩父を経て三峰口にいたる71.7kmの路線で、全線単線電化です。ロングシートの旧国鉄型普通電車が中心ですが、急行列車やSL列車も運転されています。沿線には、長瀞や秩父などの観光地を控えており、観光需要の比率が大きくなっています。

羽生から熊谷までは、起伏が少なく水路が多い水田地帯と、行田市付近の住宅地が混在する中を進みます。熊谷からは荒川の形成した氾濫原と扇状地を進み、谷口集落の寄居でJR八高線と東武東上線に連絡します。ここからは荒川ともつれ合うようになり、波久礼から皆野にかけての渓谷は、東京近郊ではトップレベルの絶景です。秩父盆地にはいると、今度は畑地やセメント工場の中を進みます。

1901年10月7日に、上武鉄道が熊谷-寄居を開通させたのが始まりです。1903年4月2日には波久礼、1911年9月14日には藤谷淵(現・長瀞)、1914年10月27日には大宮(現・秩父)と延長し、1916年2月25日には秩父鉄道と改称しています。1917年9月27日には影森まで開通し、1922年1月20日には全線が電化(1,200V)されています。この年の8月1日には、羽生-熊谷の北武鉄道を合併・電化して直通運転を行うようになり、1930年3月15日には白久(現・三峰口)まで開通しました。1952年2月1日には、1,500Vに昇圧されています。

(2004年12月27日)

駅一覧

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乗車履歴

  • 羽生-寄居 1995年3月17日
  • 寄居-皆野 1992年5月17日
  • 皆野-三峰口 1996年3月5日

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