観音
かんのん
Kannon

観音駅

 仲ノ町から醤油工場のあいだを抜けると、住宅地の中を走り、ほどなく観音に到着します。銚子電鉄の駅は、古いまま使われているものと、観光客を意識して大きく改装した駅がありますが、観音は後者の典型駅で、ヨーロッパの民家を意識したようなデザインになっています。改装した駅は、潮風を受けてボロボロになっているものも多いのですが、この観音駅は比較的丁寧に使われているようで、きれいなものでした。

 「観音」の駅名は、飯沼観音の最寄り駅として付けられたものですが、現在は住宅地の中にある静かな駅となっています。

観音駅ホーム

観音駅は1面1線。《2005年3月25日撮影》

 小なりといえど歴とした有人駅で、乗車券の発売や集改札が行われています。住宅地の真ん中にあり、肩身が狭そうに片面ホームがゆるやかな曲線を描きます。スロープ沿いにはプランターが置かれて花が植えられ、気候の温暖な銚子の風景によくあっています。

観音駅のたい焼き屋

銚子電鉄名物といえるたい焼き屋が建材。《2005年3月25日撮影》

 駅の入り口付近には、たい焼きとたこ焼きを売る売店があり、地元の利用客のみならず、観光客にも根強い人気があります。このたい焼き屋は、仲ノ町・犬吠の濡れ煎餅とともに、銚子電気鉄道が直営で行っているものです。販売が開始されたのは1970年代初頭のことで、現在もかなりの収益をあげているといいます。

 駅周辺には、銚子市の各種公共施設が多く立地しており、病院への通院客が多く見受けられます。

駅名の由来

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歴史

 全線開業時から設置されている駅です。

周辺の見どころ

 特になし。

【銚子南町郵便局】駅から北へ、徒歩2分。未訪。

2005年5月30日

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