箱根登山鉄道鋼索線で最初の中間駅です。鋼索線は全線が単線ですが、この公園下を含む中間4駅はいずれも単線を2つの相対式ホームが挟み込む形になっており、駅に停車した列車は両側の扉を開け、どちら側からでも出入りできるようになっています。鋼索線には踏切が設けられていないため、降車客は目的地に応じてどちら側のホームに降りるかを決めることになるわけです。もっとも、この公園下については、駅のすぐ下側にガードがあって道路が通じているため、反対側に降りた場合でも別方向に抜けることは可能です。
鋼索線各駅で共通ですが、急勾配にもかかわらず駅には階段がいっさいなく、すべてスロープ状になっています。バリアフリー対策によると思われますが、この傾斜で車いすを利用するのはなかなかたいへんでしょう。両ホームにそれぞれ待合室が用意されています。
駅の周辺には民宿や山荘などが建つほか、特に南側には観光業従業員と思われる一般の民家も多く、比較的観光色の薄い駅になっています。南側ホーム限定ですが、ホームの強羅方には路地のような通路を通って外に出られる通路が用意されており、生活感があります。ただし、強羅駅に近いこともあってここからひと駅だけケーブルカーを利用する地元住民はあまり多くないのではとも思います。
駅名の由来
強羅公園から少し下がったところに設けられていることによります。
歴史
詳細は確認中。
- 【1921年12月1日】 開業。
周辺の見どころ
強羅公園
駅から南へ、徒歩3分。公園上を参照のこと。