北総線内で駅のまわりに木々が一番茂る駅

小室

こむろ
Komuro
小室駅
▲小室駅《2004年4月17日撮影》
小室駅上りホーム
【写真1】小室駅上りホーム。《2010年9月26日撮影》

北総線内で唯一船橋市にある駅が、小室駅です。

地平に、上りの片面ホーム1面1線と下りの島式ホーム2面2線が設けられており、鉄骨の駅舎がホームの上に設けられています。駅舎の構造は西白井や白井と類似していますが、成田高速鉄道工事に伴って南側への拡幅工事が行われ、かつて島式ホーム1面2線のみだったところ、新たに設置された片面ホームが上り線用となりました。なお、これにあわせて駅舎も南側に拡張されたため、コンコースは南側へやや不自然にふくらんでいます。

小室駅コンコース
【写真2】小室駅コンコース。《2010年9月26日撮影》

コンコースに直結する通路から線路をわたりますが、南側は開発されていないこともあって、出口は北側にのみ設けられています。出口には小ぶりなロータリーがあり路線バスが発着するほか、コンビニが立地しています。

小室駅外観
【写真3】小室駅外観。《2010年9月26日撮影》

市街地域のほぼ全部がニュータウンで占められている白井市や印西市と異なり、船橋市内にあるせいか、宅地化は駅北側にある限られたエリアの中だけに留まっており、スーパーなどは見られません。また駅直近の道路も、すぐ西側に国道16号線が通っているものの、線路を挟んでいる国道464号線との交差部は一部未整備のまま放置されているありさまです。

なお、京成高砂-小室は北総鉄道が線路を保有していますが、小室以東では線路を千葉ニュータウン鉄道(第三種鉄道事業者)が保有し、鉄道の運行を北総鉄道(第二種鉄道事業者)が行うという形態になります。これは、小室以東が千葉ニュータウンへの連絡鉄道であり、開発を行った住宅・都市整備公団(現、独立行政法人都市再生機構)が路線を整備したという経緯によります。見た目の案内などにはほとんど差はありませんが、駅名標のデザインなどに違いが見られます。また、小室から先はひと駅ずつ延長開業を繰り返したという経緯があり、“乗りつぶし”を目指す人にとっては、心ならずも小室以東全駅下車を果たした人も多かったでしょう。

停車列車 [2010年10月現在]

アクセス特急は停車しません。

乗り場

南側から順に、1番線、2番線、3番線となります。

駅名の由来

確認中。

歴史

小室以西は、当初から北総開発鉄道によって第I期区間として運行されました。いっぽう小室以東は、住宅・都市整備公団(→都市基盤整備公団→独立行政法人都市再生機構)の鉄道で、運転管理が北総開発鉄道に委託という形態を取っており、これは大阪府都市開発の泉北高速鉄道線(南海に委託)と類似のものでした。もっとも、公団は列車の運転管理を北総開発に委託しており、実質的には同一路線の延長のような形で運行されていました。

1988年4月1日に鉄道事業法で第一種・第二種・第三種の区別が発生すると、この区間は第二種鉄道事業者が北総開発鉄道、第三種鉄道事業者が住宅・都市整備公団となりました。さらに、2004年7月には都市基盤整備公団の鉄道事業が廃止、千葉ニュータウン鉄道に譲渡されています。

周辺の見どころ

確認中。

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