相対式2面2線から成る交換可能駅です。
上総中野方面行きホームは比較的新しくつくられたもののようで、鉄骨を組んだ上にコンクリートを渡すという、簡易な構造になっています。ホームに面した道路へすぐに出入りできるようになっており、交換設備を新設した際につくられたものでしょう。このため、見た目は1線スルーのような線形になっていますが、すべての列車が進行方向左側に進入しているようです。
いっぽうの大原方面行きホームは、しっかりしたつくりのホームとなっています。上総中野方にゆるやかな階段があり、少し広いスペースが設けられています。かつてはこの位置に駅舎があったと思われますが、現在は更地になっており、簡易トイレが設置されているのみです。
駅は国道465号線のすぐ近くにありますが、ごく細い路地を通る必要があるため、国道からは駅の所在がまことにわかりにくくなっています。
駅の周辺には個人商店や農家が集まっており、小集落となっていますが、さほど人口が多いわけではなく、集積が見込める施設などもないようです。
号線表示はありません。
東は、1889年に長志、沢部、佐室、山田、高谷、新田野、細尾、細尾下原の8ヶ村を合併して成立した「東村」に拠りますが、その由来は未確認です。なお東村は、1955年の町村合併によって消滅、大原町の一部となりました。
木原線開業当時からの駅です。
特になし。
2009年9月8日
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