伊豆急行

伊豆半島東海岸を結ぶ鉄道を運営する、東急グループの企業です(本社:東京都渋谷区)。伊豆半島東海岸への進出は、東急グループ総帥だった五島慶太の悲願だったともいわれ、東急系の伊豆下田電気鉄道(現・伊豆急行)と西武系の駿豆鉄道(現・伊豆箱根鉄道)によって、この地域における鉄道免許が争われましたが、最終的に伊豆急行が鉄道を敷設することに成功しています。

沿線は別荘地や温泉地が並んでいるため、リゾート色が非常に強くなっています。2004年10月には、東急の完全子会社となり、株式の上場が廃止されています。

(2004年12月30日)

【URL】 http://www.izukyu.co.jp/

★1994年7月29日、伊豆急下田にて完乗。2014年5月18日、伊豆高原にて全駅乗降。

伊豆急行線

JR伊東線の終点である伊東から、東海岸に沿って南下し、伊豆急下田にいたる、45.7kmの路線です。全線単線電化で、普通列車は30~60分間隔で運転されており、このほかにJRから乗り入れる特急列車「踊り子」が、度休日を中心に多数運転されています。さらに、大型ガラスを採用した展望車、左右非対称で海に向かったロングシートと山に向かって回転式シートを装備した中間車を配した「リゾート21」が、投入後20年近くを経ながら、特急グリーン車を上回る高い居住性で好評を博しています。観光鉄道としての要素が非常に強いのが特徴です。

伊東の温泉地の西側に沿って進み、トンネルを越えて川奈。ここから河津までは海沿いを走ります。比較的新しい路線であるため、トンネルや橋梁が多用されていますが、ところどころで窓の外に広がる相模灘のマリンブルーはみごと。海上に見えるフェリーを追い抜いていくことも多々あり、伊豆大島まで望むことができます。伊豆高原などのリゾート地域、伊豆大川・伊豆北川・片瀬白田などのこぢんまりとした温泉地、サクラやモミジの名所への玄関口である河津などを経て再び山へと分け入っていくと、間もなく伊豆急下田に到着します。

1961年12月20日に、全線が一挙に開業しています。

(2004年12月30日)

駅一覧

◇伊東◇南伊東◇川奈◇富戸◇城ヶ崎海岸◇伊豆高原◇伊豆大川◇伊豆北川◇伊豆熱川△片瀬白田◇伊豆稲取◇今井浜海岸△河津◇稲梓◇蓮台寺△伊豆急下田

(注)△は写真未掲載駅、◇は掲載準備中の駅です。

乗車履歴

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