中央前橋から膳までえんえんと前橋市内を走ってきた上電は、この新里から桐生市に入ります。もっとも、膳駅のある地域はかつて粕川村(2004年12月に前橋市に編入)、新里駅のある地域はかつて新里村(2005年6月に桐生市に編入)だったので、いわゆる「平成の大合併」を契機に両市が境を接するようになったにすぎません。
相対式ホーム2面2線から成る地平駅で、このほか北側には側線とこれに接するホームが設置されています。かつて貨物輸送を行っていた当時の名残と思われますが、現在では事業用車両の留置に使われているようです。なお、上電の交換可能駅は大半が島式ホームで、相対式になっているのはこの新里のみです。中央前橋方面行きホームには、小さな待合室があります。
駅のホームにはサクラの樹があり、春にはみごとな花を咲かせます。上電ではほかに桐生球場前でもサクラがきれいですが、ここ新里では、花見をしながらゆったりと列車を待つことができます。
駅舎はホームから少し離れており、比較的新しいものです。営業時間は短いものの駅員が配置されており、私が下車したときは窓口は無人でしたが、駅員が清掃を行っていました。
駅前には小ぶりなロータリーがあり、ちょっとした広場になっていました。周囲には商店がそこそこ集まっています。なお、駅正面にある食堂の看板は一見の価値があります。
乗り場
番線表示は未確認。
- 北側 赤城、西桐生方面
- 南側 大胡、中央前橋方面
駅名の由来
確認中。
歴史
開通以来の駅です。
- 【1928年11月10日】 中央前橋-西桐生開通の際に開業。
- 【1998年3月27日】 新駅舎供用開始。
周辺の見どころ
確認中。