旧村の中心部は離れて
祖母島の先で吾妻線は吾妻川を渡ります。ここから南北に山が迫るようになり、吾妻川が形成している谷底を走って行くようになります。
小野上駅は旧小野上村の玄関駅ではありますが、渋川市役所小野上総合支所や小野川小学校のある旧村の中心部からは1km近く離れています。
祖母島の先で吾妻線は吾妻川を渡ります。ここから南北に山が迫るようになり、吾妻川が形成している谷底を走って行くようになります。
小野上駅は旧小野上村の玄関駅ではありますが、渋川市役所小野上総合支所や小野川小学校のある旧村の中心部からは1km近く離れています。
相対式ホーム2面2線から成る交換可能駅で、両ホームの間は跨線橋で連絡しています。この他、北側(駅本屋と反対側)に側線が設けられています。
跨線橋から東側に目を向けると、北側の側線が本線に合流せずに左手にある山へと続いていくのが見えます。
この側線の先にあるのは、線路のバラストに利用される砕石を掘り出す採石場です。吾妻線の貨物列車(JR貨物による営業)は廃止されていますが、ここからは第一種鉄道事業者たるJR東日本による砕石輸送が現在でも行われています。
駅舎は、洋館風で天井を高くするなど外観こそしゃれているものの、内部は素っ気ない無人駅仕様のもので、近距離乗車券のみ対応の簡易型自動券売機がポツンと置かれています。
改札口と呼べる設備はありませんが、上り列車に関する案内板があり、独特のフォントで異様な力強さを見せていました。
駅周辺には民家が数軒ある他、少し西には南側へ通じる道路との交差点があります。
駅前すぐを国道353号線が通っており、駅付近では歩行者用道路が整備されていました。私が下車した春先には、サクラがきれいな姿を見せていました。
普通列車のみが停車します。
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