標高差を稼ぐために大回り
北陸新幹線の高崎-長野間では信越本線に並行した路線建設が行われましたが、高崎と軽井沢の間では両駅の標高差が約840mあり(このため信越本線では66.7パーミルの碓氷峠越えを余儀なくされました)、このため標高差を稼ぐ目的で、地図上の直線ルートとは大きく離れて榛名山の山麓に新幹線が通ることになりました。その中間部分に設置されたのが、安中榛名駅です。
北陸新幹線の高崎-長野間では信越本線に並行した路線建設が行われましたが、高崎と軽井沢の間では両駅の標高差が約840mあり(このため信越本線では66.7パーミルの碓氷峠越えを余儀なくされました)、このため標高差を稼ぐ目的で、地図上の直線ルートとは大きく離れて榛名山の山麓に新幹線が通ることになりました。その中間部分に設置されたのが、安中榛名駅です。
相対式ホーム2面2線のみで通過線なしというごくシンプルな構成で、ホーム幅も随分狭くなっています。従来の新幹線規格であれば、通過線の外側に相対式ホームを設けていたところですが、いわゆる「整備新幹線」着工に伴い簡素な設計になったものと思われます。もともと安中榛名駅の乗降客数を考慮すれば致し方ないともいえますが、同時に開業した佐久平、上田両駅もほぼ同様の設計になっています。
線路は築堤状に設けられており、ホームから開谷等で地下通路へ下りた先に改札口があります。
コンコースは、天井が高く開放感があるものの、新幹線の駅としては非常にシンプルな造りで、玄関を入って10歩ほどの所に改札口があります。正面を入って左手には、売店を兼ねたそば屋のスタンドが営業していました。
正面を入ってすぐ右手に、小ぶりな待合室が設けられています。
駅舎は地平に設けられており、帆を立てたヨットのような外観とガラス窓を多用して採光を良くしている点が特徴ですが、新幹線単独駅という点を考慮しても、従来の新幹線駅とは随分異なり、コンパクトな造りになっています。それまで、ユニバーサルデザインを重視して横長の鉄骨組み駅舎で統一されてきた、ある意味画一的な造りの駅舎から、整備新幹線世代ともいうべき駅舎として新しいものを提案したといえそうでうです。もっとも、利用者数がお世辞にも多いとはいえず、それほど影響はなかったようですが。
駅前には巨大なロータリーと駐車場が整備されています。この南側には大きな住宅地が広がっていますが、このかなりの部分は、新幹線を運営するJR東日本が開発販売したエリアで、鉄道会社がデベロッパーとなり新幹線通勤を前提とした住宅開発が行われた例として話題になった区画です。
路線バスが信越本線の磯部駅へ走っていますが、安中榛名駅と磯部駅は新在対応駅ではなく、選択乗車の対応駅にもなっていません。
「あさま」が停車しますが、通過する便も多くなっています。
駅本屋側(南側)から順に1番線、2番線となります。
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