東海道線との分岐部分に駅が

来宮

きのみや Kinomiya
来宮駅
▲来宮駅駅舎《2005年9月10日撮影》

STATION PROFILE

正面デザインはなかなかスマート

来宮駅駅舎玄関部
【写真1】スマートなデザインの来宮駅玄関。《2005年9月10日撮影》

熱海の郊外に位置する。温暖な気候を反映するようなデザインの駅舎が印象的だ。

熱海駅1番線を発車した伊東線の列車は、東海道本線と完全に平行してトンネルに入ります。トンネルを抜けた先にあるのが来宮駅ですが、ホームは伊東線にのみ設けられており、東海道本線には車両基地がわりに利用されている側線があるのみで、ホームはありません。

駅舎は、築堤上のホームより低い位置にあり、オレンジ色の明るい屋根と白壁がすっきりしたコントラストをなし、玄関部を支える太い柱が安定感をもたらしています。

中間駅なのに0キロポスト

0キロポスト
【写真2】ホーム南側、駅舎からの通路の上に設けられている0キロポスト。《2005年9月10日撮影》

駅の改札を出て正面にはタクシー乗り場が整備されており、一見こちらが玄関に思えますが、実際には改札を出て左手が玄関になっています。ファサードに小さな格子模様が施されているのがよいアクセントとなっており、安定した中にもゆったりさせるデザインに仕上がっています。

少し手を加えれば、保養所あたりに転用されても違和感のない駅舎ですが、おそらく伊東線開業からほどなく作られたものと思われます。観光地というよりは保養地の玄関駅として、このようにスマートなデザインが用いられたのでしょうが、竣工当初はかなりモダンなデザインだったと思われ、現在のように落ち着いた印象を与えるようになったのは、時というフィルタを通ってきたためともいえます。

白壁や小ぶりな庇などは伊東線各駅の駅舎に共通するデザインですが、この来宮駅が最も美しい姿を見せています。

伊東線と東海道本線の分岐駅は熱海駅で、伊東線では、熱海から来宮までの1駅のみが複線化されています。この来宮駅のほぼ中間部に、線区の起点を示す標識である0キロポストが建っています。これは、来宮が伊東線開業以前に、東海道本線の信号場として設置されており、伊東線開業と同時に来宮を伊東線の駅とし、あわせて東海道本線の信号場業務を兼務させたという経緯によるもので、熱海-来宮は両線の二重戸籍区間として処理されていたものと推測されます(現在調査中)。

ホームは留置線に囲まれて

来宮駅ホーム
【写真3】島式ホームの来宮駅の周囲には車両が留置されています。《2003年5月10日撮影》

来宮駅は島式ホーム1面2線となっており、南西側に側線が延びて保守用車両などが停まっています。また、地下道で通じている駅舎と反対側の山手には、東海道本線が走っており、東京から熱海止まりの列車は、この来宮の側線で折り返しを行います。営業区分では東海道本線の熱海以西はJR東海の領分ですが、実際には丹那トンネルの入り口付近までJR東日本の所有になっているのは、この折り返し設備が背景にあります。

来宮駅は熱海警察署のすぐ近くにあるほか、熱海市役所や静岡県合同庁舎なども近く、熱海駅に次ぐ熱海市第2の玄関口となっています。企業の保養所なども多く建っていますが、熱海駅と違って駅前に商店街が形成されておらず、静かなたたずまいを見せています。

停車列車 [2014年3月現在]

確認中。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

丹那トンネルが開通した1934年12月1日、東海道本線の信号場として、1934年12月1日に設置されたものが前身です。伊東線が網代まで部分開業した1935年3月30日、伊東線の駅として旅客営業を開始しています。

  • 【1935年3月30日】 開業。

周辺の見どころ

確認中。

2005年9月12日(最終更新)

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