工場と倉庫に囲まれた駅

市川塩浜

いちかわしおはま Ichikawashiohama
市川塩浜駅
▲市川塩浜駅《2007年5月3日撮影》

STATION PROFILE

 

市川塩浜駅南口
【写真1】市川塩浜駅南口より蘇我方面を望む。《2007年5月3日撮影》

相対式ホーム2面2線から成る駅です。京葉線は、この市川塩浜の先で蘇我方面と西船橋方面とに分岐しますが、市川塩浜駅自体は何の変哲もない中間駅で、分岐駅であることを示すのは駅名標の表示のみといってよいでしょう。

コンコースは高架下の地平にあり、南北自由通路を兼ねています。駅構内にはこれといった商業施設がなく閑散としており、新しい駅らしく無機質な構造も相まって寂しい印象を与えます。出口は南北に設けられています。

北側がメインで、駅前広場にはロータリーが整備されているほか、行徳方面へ向かう路線バスが発着しています。駅周辺には倉庫が多く立地しており、トラックの出入りが多く見られます。いっぽう南側は道路との間に自転車駐輪場があり、その利用状況からかなりの利用者がいるものと推測されるものの、駅周辺には大きな工場と道路しかなく生活感は皆無です。

京葉線は、舞浜でいったんわかれていた国道357号線と再び寄り添うようになり、新習志野まで平行するようになります。

停車列車 [2014年4月現在]

各停のみが停車します。

乗り場

北側から順に、1番線、2番線となります。

  • 1.京葉線 海浜幕張、蘇我、西船橋方面
  • 2.京葉線 新木場、東京方面

駅名の由来

市川市行徳地区は、かつて江戸へ送る塩の一大生産地として知られており、このため「塩浜」の地名が付きました。市川を冠した理由は未確認ですが、開業当時にあった塩浜操駅(JR貨物の駅)と区別するためでしょうか。なお塩浜操駅は1990年に「川崎貨物」と改称しています。

歴史

京葉線が南船橋から新木場へ延長された際に設置された駅です。

  • 【1988年12月1日】 開業。

周辺の見どころ

市川野鳥の楽園

駅から北へ、徒歩20分。水鳥の生息地であった行徳地区のうち一部を鳥獣保護区と定め、野鳥観察用のエリアとして保全されているものです。純粋な野鳥だけでなく、ニワトリなど多種多様な鳥類を見ることができ、バードウォッチングに好適なスポットとなっています。付属施設「行徳野鳥観察舎」には数多くの望遠鏡が据え付けられており、無料で自由に利用できます。入園無料、行徳野鳥観察舎は月休。

2007年5月5日

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