久留里線のタブレット閉そくは2012年に廃止されています。以下の記述は、タブレット閉そくが現役だった当時のものです。(2014年5月31日)
相対式ホーム2面2線から成る駅です。横田駅で列車交換が行われ、この際にタブレット交換が行われるため、駅員が配置されています。「みどりの窓口」はありませんが、自動券売機が設置されています。
駅舎は木造平屋建てで、正面左側に飛び出しの部分があります。おそらく戦前からの駅舎と思われますが、外壁は新素材で改装されています。駅本屋は駅南側にあり、下りホームとの間は上総亀山方にある構内踏切で連絡しています。駅玄関部分にある青いホーローの看板は、久留里線に多く残っている“国鉄の名残”といえましょうか。下りホームにはかつて待合室があったと思われる痕跡がありますが、現在は撤去されています。
駅を出て正面右手には公園がありますが、位置から考えるに、かつてこの駅で扱っていた農業貨物の取扱場を転用したものでしょう。現在でも側線が1本残っています。
しっかりした駅前広場があり、そこからまっすぐ道路が延びるという、地方の鉄道駅らしい風景があり、これまでの3つの無人駅とは貫禄が違うと感じさせます。駅前には個人商店が数戸あるほかは農家ばかりの、純然たる農村地帯です。閉塞方式が自動化されれば無人化されるのは間違いないでしょう。なお、駅から南側に少し離れたところを通る国道沿いには、商店などがそれなりに集まっています。
確認中。
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1912年12月に開業した当初は「中川」と称しましたが、1915年7月1日に現在の「横田」と改称しました。一般駅として営業していましたが、1971年9月末かぎりで貨物営業は廃止されています。
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