玉川上水の取水せきが近く

羽村

はむら
Hamura
羽村駅
羽村駅東口。2005年1月10日

駅舎のデザインには特徴あり

羽村駅ホーム
写真1羽村駅ホーム。2007年8月19日

橋上駅舎は、東口に時計塔が設けられており、大学の講堂を連想させます。

一方西口から見ると、比較的年季の入った、さしたる特徴のないものと感じられます。

駅の周辺は住宅地ですが、東口にはまいまいず井戸が、西口から歩くと玉川上水の取水せきがあるなど、民俗や地理に興味のある人には見どころが多いエリアの拠点といえます。

停車列車 [2020年5月現在]

快速系の電車が停車します。なお、週末運行の「ホリデー快速おくたま」は通過します。

  • 青梅特快快速普通 福生羽村小作

乗り場

西側から順に1番線、2番線となります。

  • 1.青梅線下り 青梅、奥多摩方面
  • 2.青梅線上り 拝島、立川方面

駅名の由来

確認中。

歴史

青梅鉄道開業当初からの駅です。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1894年(明治27年)11月19日
青梅鉄道・立川-青梅間開業の際、羽村駅開業。
1944年(昭和19年)4月1日
青梅電気鉄道の国有化に伴い、国有鉄道(運輸通信省)青梅線の駅となります。
1961年(昭和36年)11月15日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

まいまいず井戸

まいまいず井戸
写真A-1まいまいず井戸。2005年1月10日

駅東口から、徒歩1分。かたつむり状の通路を回るように下がっていき、大きなすり鉢状の底にあたる部分、地面よりもかなり低いところに取水口を設けた井戸です。土質が弱くて崩れやすい地域に見られた井戸で、1961年に羽村町営水道が整備されるまで利用されました。下まで降りることができ、取水口につくと蟻地獄の底から空を見るような気分になります。見学自由。

玉川上水羽村取水所

駅西口から、徒歩12分。多摩川から玉川上水の取水口としたところで、取水堰(せき)はレンガ造りの水門が重厚な雰囲気を醸し出しています。2014年度土木学会選奨土木遺産。周囲は公園となっており、玉川上水の建造に一生を捧げた玉川兄弟の像があります。また、玉川水神社があり、上水の守護神として信仰を集めています。見学自由。

羽村市郷土博物館

駅西口から、コミュニティバスで10分、または南西へ徒歩20分。多摩川や玉川上水を中心とした郷土の歴史に関する解説が充実しているほか、羽村出身の作家である中里介山に関する資料も展示されています。単なる遺物紹介だけではなく、羽村の人がどのように生活したかの視点が重視されていたと感じられました。敷地内には、幕末の民家を復元してあります。入館無料、月休。

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