東中神駅の駅舎は改築され、橋上駅舎化されています。本稿は、旧駅舎時代の写真および訪問記になっています。(2020年5月27日)

今なお木造の駅舎が頑張る

東中神

ひがしなかがみ
Higashinakagami
東中神駅
東中神駅駅舎。2005年1月10日

ホームから駅舎への階段に注目

駅ホームから改札口側を見る
写真1駅ホームから改札口側を見る。2005年1月10日

相対式ホーム2面2線が地平に設けられている駅で、下りホームに接して木造駅舎があり、上下両ホームは跨線橋で連絡しています。ホームから駅舎までは曲線を描いた階段が美しい。

駅舎は意外に凝ったつくり

駅舎玄関部
写真2駅舎玄関部。2005年1月10日

橋上駅舎化が進んでいる青梅線東青梅以東のなかで、地上駅舎が残っている稀少な駅です。横長の素っ気ない駅舎ながら、脇の窓が大きめに取ってあり、改札が意外と明るいのが特徴です。格子が鮮やかなガラス窓がきれいなのですが、すぐ脇にある公衆電話ボックスが邪魔をしているのが残念です。

ホームの壁面に据え付けられている長い木のベンチには、時が止まったような感覚を呼び起こさせます。ホームの柱にある建物財産標には「昭5年7月30日」とありますが、この駅が開業したのは1942年(昭和17年)8月1日のことです。上下ホームは跨線橋で連絡していますが、この跨線橋も、駅舎にあわせたようなクラシカルなものが使われています。

駅前にはマンションや商業施設

東中神駅駅前
写真3東中神駅駅前。2005年1月10日

駅前にはクジラが踊っていますが、これは付近でクジラの化石が発見されたためのもので、昭島や拝島にも同様のものがあります。

駅前には高層マンションや商業施設が並んでいますが、シャッターを下ろしたままになっている個人商店もあり、あまり活気は感じられませんでした。

駅の東側にある踏切を横断して北上すると、ほどなく昭和記念公園の西口に出ます。

停車列車 [2020年5月現在]

快速系の電車が停車します。なお、週末運行の「ホリデー快速おくたま/あきがわ」は通過します。

乗り場

南側から順に1番線、2番線となります。

  • 1.青梅線下り 拝島、青梅方面
  • 2.青梅線上り 立川、新宿方面

駅名の由来

確認中。

歴史

青梅電気鉄道によって、旧立川飛行場へのアクセス拠点として、停留場が設置されました。1944年4月1日に国有化された際、停車場に昇格しています。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1942年(昭和17年)7月1日
青梅電気鉄道・西立川-中神間に、東中神停留場開業。
1944年(昭和19年)4月1日
青梅電気鉄道の国有化に伴い、国有鉄道(運輸通信省)青梅線の駅となります。旅客のみの取扱いでした。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

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