ロッジ風の大柄な駅舎がハイキング客を待つ

奥多摩

おくたま
Okutama
奥多摩駅
奥多摩駅駅舎。2007年8月19日

ホームは弧を描きます

奥多摩駅ホーム(奥は立川方)
写真1奥多摩駅ホーム(奥は立川方)。2007年8月19日

青梅線の終着駅である奥多摩駅は、築堤上に島式ホーム1面2線が設けられています。

東京都内の駅で最も西に位置しており、また標高が最も高い駅でもあります。

かつての貨物扱いのため駅構内は広め

奥多摩駅ホームと石灰石搬出線跡
写真2奥多摩駅ホームと石灰石搬出線跡。2007年8月19日

もともと奥多摩への路線延伸は、この地域で産出する石灰石を鉄道で輸送することを目的としていました。

かつてはホームの東側に貨物スペースがあり、側線上で多数の貨車が行き来していいましたが、現在では更地になっています。【写真2】の右半分がこれにあたります。

 

奥多摩駅に停車中の電車
写真3奥多摩駅に停車中の電車。左は201系、右はE233系。2007年8月19日

ホームは大きくカーブを描いていますが、特に北側の2番線はカーブが急なため、大半の列車は1番線から発着します。ただし1番線は単編成の列車しか入線できません。

ホームは駅舎に比べて高い場所にあるため、階段を下りて改札口へ向かうことになります。

山小屋のような風格

奥多摩駅駅舎内
写真4奥多摩駅駅舎内。2007年8月19日

駅舎は、山小屋を思い起こさせるような風格のある2階建ての大きなものです。

2階にはステーションギャラリー

奥多摩駅2階への階段
写真5奥多摩駅2階への階段。2007年8月19日

2階は「奥多摩ステーションギャラリー」として整備され、ミニギャラリーおよび食事コーナーとして活用されています。ミニギャラリーは基本的に無料で観覧できます。

特産品販売も

奥多摩駅駅舎内での特産品販売
写真6奥多摩駅駅舎内での特産品販売。2007年8月19日

コンコース内では特産品の販売が行われることがあります。

山小屋風駅舎は奥多摩のシンボル

奥多摩駅駅舎を横から見る
写真7奥多摩駅駅舎を横から見る。2007年8月19日

鳩ノ巣などとは異なり、妻面に木板を多く使っており、2階部分には梁(はり)を丸出しにしたハーフティンバーのような様式になっています。丸窓も相まって、観光客受けしそうな駅舎です。

奥多摩観光の拠点

奥多摩駅駅舎を正面から見る
写真8奥多摩駅駅舎を正面から見る。2007年8月19日

駅前には観光案内所があり、奥多摩湖や日原鍾乳洞方面へ向かう路線バスが発着しています。

かつては当駅から、東京都水道局運営の専用線が小河内ダムへと延びていましたが、ダムの完成とともに運行休止しています。

停車列車 [2020年5月現在]

終着駅なので当然ですが、全列車が停車します。

  • 特別快速「ホリデー快速おくたま」 御嶽奥多摩
  • 普通 白丸奥多摩

乗り場

駅本屋側(西側)から順に1番線、2番線となります。

  • 1-2.青梅線上り 青梅、立川方面

駅名の由来

確認中。

歴史

青梅線全通当初からの駅です。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1944年(昭和19年)7月1日
国有鉄道(運輸通信省)青梅線・御嶽-氷川(現・奥多摩)間が開業した際、「氷川(ひかわ)」駅開業。
1971年(昭和47年)2月1日
駅名を「奥多摩」に変更。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本およびJR貨物の駅となります。
1998年(平成10年)頃
貨物営業廃止。
2006年(平成18年)4月21日
駅舎2階に奥多摩ステーションギャラリーオープン[1]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

その他

  • 第1回「関東の駅百選」(運輸省関東運輸局)選定駅。

このページの先頭へ

  1. 東日本旅客鉄道・八王子支社 プレスリリース「4月21日(金)「奥多摩ステーションギャラリー」オープン!! (2006年3月23日)。

このページの先頭へ