かつての北の玄関駅は巨大駅ナカ空間に

上野

うえの Ueno
上野駅
▲上野駅駅舎《2004年9月15日撮影》

STATION PROFILE

地平ホームには昔の名残が

上野駅地平ホーム
【写真1】上野駅地平ホーム。特急列車の発着が似合います。中央に見えるのは、かつての荷物ホーム。《2013年11月7日撮影》

上野駅は、東京の北側に設けられている一大ターミナルです。駅は非常に大きく、2階の高架ホーム、1階の地平ホーム、地下3階の地下ホームと大きく分かれ、乗り場も非常に多くの数に上ります。

かつては“東京の北の玄関駅”という位置づけで、東北本線や高崎線、常磐線からの長距離列車がひっきりなしに出入りしていました。東北・上越新幹線開業後もその位置づけは変わりませんでしたが、新幹線の始発駅が上野から東京になると上野は基本的には中間駅となり、むしろ上野公園や浅草などといった一級観光地へのアクセス拠点になっています。

地平ホームは、かつて各方面へ向かう特急や急行などの長距離列車が発車した場所で、石川啄木が「ふるさとのなまりなつかし停車場の…」と詠んだのもこことされているほか、多くの歌謡曲などでも取り上げられてきました。3面5線が設けられており、現在も一部の列車がこのホームから発着していますが、列車待ちの大行列などはもはや見られません。

寝台特急が発着する13番線には、寝台列車利用客専用の待合室があります。もっとも、ベンチが置かれているのみで、空港のラウンジのようなものを期待すると肩すかしを食らいます。

グランドコンコースはかつて大荷物の波が

上野駅グランドコンコース
【写真2】上野駅グランドコンコース。正面には巨大な壁画が出迎えます。《2004年9月15日撮影》

地平ホームすぐ前に、上野駅の巨大なグランドコンコースがあります。駅舎内の店舗増加に伴い狭くなってきたものの、この場のにぎわいは昔から変わることなく、人の行き来が非常に激しくなっています。高い天井とフラットな床面は、ターミナル駅らしさを色濃く出しており、これらは東京の他のJR駅では見られないものです。この空間を通ってこそ上野に来たのだ、という気もします。

駅舎正面は、中央改札口を出てしばらく進み、左手になります。首都高速道路がすぐ上を通っていますが、大きな陸橋が駅前に整備されていることもあり、昭和初期に建てられた駅舎の貫禄は今なお健在です。もっとも、改札内乗り換えや地下鉄からの乗り換え利用、上野公園方面へのアクセスが多い現状では、なかなか駅舎の全体像を眺める機会がないのも事実です。

現在の主役駅は高架駅側に

上野駅高架ホームを京成上野駅前より望む
【写真3】上野駅高架ホームを京成上野駅前より望む。正面は不忍口。《2006年5月21日撮影》

一方、山手線および京浜東北線、それに一部の普通列車は、高架ホームに発着します。こちらは東京などと同じように高架上に島式ホーム6面12線がずらりと並んでおり、終着駅らしさは特に感じられません。

このほか、新幹線ホームが地下のかなり低いところに設けられています。こちらは島式ホーム2面4線で、国鉄末期の1985年3月以降、東北・上越両親幹線の始発駅として多くの利用者が行き来しました。現在でも一定の利用はありますが、乗り換えにかなりの時間を要することもあってか、最初から東京へ向かう人が増えているようです。

現在は、いわゆる“駅ナカ”店舗が増大しており、改札外は南側に「アトレ」が、改札内は「エキュート」があり、多数の店舗がテナントとして入っています。

上野公園へのアクセス拠点として

上野駅公園口
【写真4】上野駅公園口。地平に面している改札口は3階にあたります。《2005年1月18日撮影》

「北の玄関駅」の座を東京駅に譲った後も、東北本線および高崎線の多くの列車、そして常磐線の全列車(各停を除く)の終着駅となってきた上野駅ですが、2014年度末に「上野東京ライン」という名称にて東京-上野間で中距離列車の直通運転が行われることになると、終着駅としての機能はほぼなくなることとなります。2013年末時点で、上野駅地平ホームの去就については明らかになっていませんが、上野折り返しの便はごく限られた本数になるものと思われます。

駅の西側は傾斜地になっているため、南側の不忍口は1階にある一方、西側の公園口は3階になっています。これは、上野駅が武蔵野台地と沖積平野のちょうど境目にあたっているためで、この状態は赤羽付近まで続くことになります。

停車列車 [2014年5月現在]

新幹線の一部列車が通過します。在来線は全列車が停車します。パターンが複雑なので詳細は割愛。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

  • 【1883年7月28日】 開業。

周辺の見どころ

確認中。