崖線上に島式ホーム
上野駅からひと駅目にあたる駅で、山手線および京浜東北線の電車が停車します(京浜東北線快速は通過)。都心部の駅としては利用者が少ないこともあって、「みどりの窓口」はいち早く廃止されました。
山手線と京浜東北線の北行および南行の島式ホーム2面が並び、その脇に東北本線や常磐線などの線路が横切っています。
出口は南北に1カ所ずつ設けられており、いずれもホームよりも高いところに駅舎が設置されています。これは、駅が西側の高地と東側の低地の境界に当たっているためで、上野駅でも同様の構図が見られます。
駅の東側は、一大ラブホテル街になっています。こちらにある北口駅舎は、ホームの北側から地下道を通った先、線路の北東側に設けられています。横長鉄筋というスタイルで、さしたる特徴はありません。
南口は比較的落ち着いています
一方の南口は南西側の跨線橋を進んだ先にあり、正方形の建物の上に四角錐の屋根を載せているのが特徴で、田端駅南口とよく似ています。南口駅舎は、一番西側にある京浜東北線北線線路の真上に、覆い被さるように建っています。
駅正面にはちょっとした駅前広場があり、すぐ南側を走る道路に連絡しており、東西のいずれにも出ることができます。ここを西に進むと、東京国立博物館に行くことができます。
停車列車 [2020年6月現在]
各停(山手線含む)のみが停車します。
駅名の由来
鶯谷という地名は存在しませんが、音無川沿いの一帯は、かつてウグイスの名所でした。名称の由来は、上野寛永寺の住職、輪王子宮に随伴した陶芸家、尾形乾山が京都からウグイスを取り寄せて放ったことによるといわれています。事実であるか否かはさておき、「タニ」という関東らしからぬ読み方をすることから察するに、西日本文化圏との結びつきが強い地域だったことがうかがえます。
歴史
詳細は確認中。
略年表(クリックまたはタップで開閉)
- 1912年(明治45年)7月11日
- 東北本線・上野-日暮里間に、鶯谷駅開業。当初から旅客のみの取扱いでした。
- 1987年(昭和62年)4月1日
- 国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
近隣の見どころ
東京国立博物館
駅南口から南西へ、徒歩8分。上野駅をご覧ください。